’70sなブーツカットやフレアのパンツを“いま風”に攻略せよ。

以前流行ってから約20 年。来る、来る! と言われてなかなか来なかったブーツカットやフレアのパンツに、遂に流行の兆しが見えてきた。ファッション業界ではすでに愛用者急増中。ここでは“いま風” の攻略法を紹介する。

1970年代当時の着こなしはこんな感じ。

ロン毛にタイトなトップス、それに裾の広がったパンツというのが、ヒッピームーブメントを皮切りに定着した1970年代を代表するスタイル。その後、2000年代初頭にロックTシャツを筆頭に’70年代のプロダクツがアメリカで再注目され、その影響で日本でも一気に’70sブームに突入した。ヴィンテージリーバイスも501ではなく、517や646、684がもてはやされた。当時はヘアスタイルもロン毛の人気が再燃していて、’70年代のスタイルがそのまま脚光を浴びたのだ。

そしていま、再びファッション業界で裾の広がったパンツが注目され始めている。短髪にビッグシルエットが定着している中、どのようにしてそれらのパンツを合わせるのか。その攻略法は、「前方後円墳」のシルエットにある。つまりトップスが〇でパンツが△。これなら短髪でも全体のシルエットはきれいにまとまる。ぜひこの春挑戦してほしい。

ハット2 万7500 円/ THE H.W.DOG&CO.(THE H.W.DOG&CO. TEL03-6427-9011)ジャケット4 万4000円、シャツ1 万3200 円、ジーンズ3 万8500 円/すべてリーバイス(サファリ1 号店 TEL03-5378-9230)、ブーツ1万9800 円/フローシャイム(ラムホールベルーフ TEL03-5489-6567)

色使いもシルエットもまさに’70sなスタイル。めちゃくちゃカッコイイんだけど、馬(鉄馬含む)に跨っていないと、違和感すら覚えるほどコスプレに近い着こなしとも言える。街中では着づらいかな……

【いま風①】スポーティな佇まいのストリートスタイル。

ハット4950 円/スライド(H.L.N.A TEL03-6459-2431)、スウェット7700 円/チャンピオン(サファリ1 号店 TEL03-5378-9230)、パンツ2 万3100 円/ニードルズ(ネペンテス TEL033400-7227)、シューズ1 万9250 円/ナイキ(アトモス 新宿 TEL03-6457-8755)

スポーティさも際立つストリートスタイルは、いまっぽいスタイルの代表格。バケットハット、オーバーサイズのスウェットシャツにジャージ素材のブーツカットパンツという、アイテムと素材の組み合わせ方がポイントだ。足元にボリューム感のあるバッシュを合わせていることも重要。これがローテクスニーカーだと雰囲気が半減する。

【いま風②】都会的にアレンジしたアウトドアスタイル。

アノラックパーカ3 万7950 円/バテンウェア(アリガインターナショナル TEL03-6659-4126)、T シャツ1万1000 円/デウス エクス マキナ(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL03-3401-5001)、パンツ3 万3000 円/リーバイス(サファリ1 号店TEL03-5378-9230)、シューズ1 万9800 円/ホカ(デッカーズジャパン TEL0120-710-844)

トップスを大きく見せるのが、いまっぽいブーツカットやフレアパンツの攻略法。アウトドア系アウターならボリューム感を演出しやすい。インナーの色とスニーカーの色を同系色にすることで、全身をまとめやすくなるので、そこをきちんとリンクできれば、アウターとパンツの色合いはある程度不問で楽しめるはず。

【いま風③】上品さもプラスしたデニムセットアップのスタイル。

ニット帽8800 円/ナイジェル・ケーボン(アウターリミッツ TEL03-5413-6957)、プルオーバージャケット2 万9920 円/リーバイス(セプティズ TEL03-5481-8651)、シャツ2 万3100 円/トロフィークロージング(トロフィージェネラルストア TEL03-6805-1348)、キャリー2 万900 円/キャリー(スチュワーズレーントウキョウ TEL03-6434-1278)、シューズ2 万7500円/プーマ(プーマ お客様サー ビス TEL0120-125-150)

ブーツカットやフレアパンツの着こなしで、いまっぽくまとめづらいのが意外にもデニムonデニムだろう。Gジャンではなく、このようなボリューム感のあるプルオーバーのデニムジャケットがオススメ。足元には往年のバッシュを合わせると、いまっぽさをさらに演出できる。ニットキャップやメッシュキャップ、バケットハットなんかと合わせたい。

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...

Pick Up おすすめ記事

【Highland2000×2nd別注】ヴィンテージのスクールマフラーに着想を得たトラディショナル スクールマフラー登場

  • 2026.01.23

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 昨年に続く、第2弾コラボレーション! 【Highland2000×2nd】トラディショナル スクールマフラー 昨年大...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...