音速超えだけじゃない。〈チャック・イェーガー〉は『MA-1 を着て冷戦時代を駆け抜けた。
テストパイロットとして世界で初めて音速を超えた男の記録は映画『ライトスタッフ』でも描かれサム・シェパードがクールにA-2を着こなすが、実際のイェーガーはその後も第306戦術戦闘飛行隊の司令官として冷戦時代のアメリカの槍として任務を果たしている。
〈ビーチボーイズ〉は元々【ペンドルトン】の名でデビュー予定だった!?
’60年代前半のアメリカのサーフ&ホットロッドシーンを牽引したビーチボーイズ。初期の時代にメンバー揃いで着用していたシャツはペンドルトンのもので、ペンドルトーンズというバンド名でデビューする予定だった。
〈マリリン・モンロー〉は【B-15C】を着て駐留兵士を慰問した。
朝鮮戦争時、マリリン・モンローが韓国に駐留する兵士を慰問する際、米軍からプレゼントされ着用したフライトジャケットB-15C。実は日本への新婚旅行の途中の立ち寄りで韓国では「Anything Goes」というショーを開演して歓迎を受けた。
【ハーゲンダッツTシャツ】がハードコア好きの間で特別な理由。
’80年代に活躍したブラックフラッグのヘンリー・ロリンズとマイナースレッドのイアン・マッケイ2人が若き日に働いていたのがハーゲンダッツだったことで語り草になったTシャツ。アメリカンハードコア好きが想いを馳せる1枚。
〈ジョニー・ラモーン〉が着こなす【ショット・ワンスター】はひと味違う!!
ラモーンズが愛用しロックミュージシャンのアイコンとなったワンスター613。中でもジョニー・ラモーンは右肩にチェーンを取り付けカスタム。このチェーンは元々東ドイツ警察で使用された手錠であり通称“肩チェーン” と呼ばれる。
【ハワイアンシャツ】の隆盛の陰に〈デューク・カハナモク〉あり。
サーフィンをスポーツとして確立させ、オリンピアンとしても名を馳せたハワイのウォーターマン・デューク・カハナモクは競技生活を終えた後ハワイアンシャツの普及に努めた。1930年代から自身のブランドもスタートさせている。
1956年の〈エルヴィス・プレスリー〉は【ナッソージャケット】と共に全米を制覇!!
映画『監獄ロック』からプライベートまでエルヴィスが愛用したカピストラーノのストライプ柄ナッソージャケット。リゾート用に作られたシンプルな3 つボタン型。1957年の全米ツアーの際もナッソージャケットをまとっていた。
アンダーグラウンドヒーロー〈ロバート・クラム〉のことをもっと知ってほしい!!
’60年代に興ったアメリカ・アンダーグラウンドコミックスを代表する漫画家ロバート・クラム。彼が生み出したキャラは社会風刺やドラッグカルチャー、ヒッピーなどが入り交じり、’60年代アメリカにおけるカウンターカルチャーの象徴に。
スケーターなら誰もが憧れた〈マーク・ゴンザレス〉の【ゴンズジャケット】!!
レジェンドスケーターであり、現在もアーティストとして活躍するマーク・ゴンザレス。彼のファッションはストリートに多くの影響を与えたが、最も有名なのは“ゴンズジャケット” と呼ばれるG8 WEPだろう。シュプリームのスウェットと合わせたルーズな着こなしに誰もが憧れた。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)
Text/K.Yoneda 米田圭一郎 Photo/S.Seiji 澤田聖司 Illustration/K.Mori 森海里
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