「Jobless」Skateboard Crew・深見祥生さん
幼児教育業に携わる傍ら、千葉県西部を中心に活動するクリエイティブスケートチーム、Joblessのメンバーとしても活動している。
趣味アイテムの有効活用で個性ある空間に。
スケートボードは個性やオリジナリティが高く評価される世界であり、そのルーツからスポーツの側面を飛び越え、アートと捉える人も多い。それゆえクリエイターも多く、居住空間に合う面白いプロダクツも数多く存在している。ここで紹介する深見さんの自宅には、そんなスケートボードの魅力に溢れている。
「家に飾っているものは、基本的にジョブレスという身近なスケートクルー達のプロダクツばかりです。そこには絵を描いている人もいれば、使用済みのデッキをリメイクして家具や小物を作っている人もいて、とにかく個性的な人が多いんです。だから彼らのアイテムを飾るだけで自然とオリジナルな空間ができちゃうんですよね」
中でもスケートデッキのリユースは、スケーターらしい自由な発想が生んだクリエイティブなプロダクツだ。
「実はスケートボードって薄い板を何層も貼り合わせたプライウッドでできていて、一枚一枚にカラーリングが施されているものが多いんです。棚板を見ていただければわかると思いますが、表面のグラフィックだけではなく素材の色合いやカラーリングでも唯一無二の表情を生み出せるのって面白いですよね。まだまだ家には白い壁がたくさんあるので、そこにこういった棚を足していって、自分たちだからこそできるカスタムをこれからもしていきたいです」
クリエイティブな仲間達の作品を飾る!
有孔ボードとリユーススケートボードをうまく活用した趣味グッズの収納サンプル。デッキ専用のラックはもちろん、スケートボードのシェイプを利用して製作した靴ベラなど個性的なプロダクトばかり。
Joblessクルーのデッキ加工職人へ送られるユーズドスケートボード。彼らの手にかかれば、これらもクリエイティブプロダクツに早変わり。
クルージングボードを取り出す深見さん。所有する2セットのコンプリートをバランス良く収納できるのはオーダーメイドならでは。
棚板はスケートボードをリユースした特注品。脇にはデッキの元々の柄が覗くので、どの部分を使うかで印象もガラッと変わる。同じものはふたつとしてないお気に入りアイテム。
(出典/「Lightning 2021年9月号 Vol.329」)
Text&Photo/Y.Yoshida 吉田佳央
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