手仕事を感じるモノに弱い私が選んだのは、MADE SOLIDのブレスレットとカードケースでした。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 

今回は、アクセサリーや小物は昔から大好きで、若い頃からジャラジャラと付けてたタイプ。でも最近は大人になったので、ジャラジャラ系は卒業して、しっとりレザー系に転向した編集部の最古参・ラーメン小池がお届け!

MADE SOLIDのブレスレットとカードケース

先日、縄文時代の人と同じように生活しているという人の話題をテレビで見た。自ら火を起こし、石斧を手作りするという、なかなかこじらせちゃってる人だけど、その入り込み方に違和感を覚えない自分が。

いろいろ便利になって、多くのモノが機械で安価に作られることは悪いことじゃないけど、旧いモノが好きな私には、縄文時代は行きすぎだけど、昔ながらのアナログなスタイルに軍配が上がっちゃう。クラシックカーのボディラインが美しいのは、手作りでなければ表現できないラインを描いているわけで、どんなに便利になっても、アナログな仕事のもつ味わいには勝てないのだ。

と、かなり前置きが長くなったけど、要するに手仕事を感じるプロダクツが好きなのよ。ロサンジェルスを拠点にハンドメイドのレザープロダクツやアクセサリーを発信するメイドソリッドの小物たちはまさにそんなスタイル。

せっかくなので名刺ケースとビーズのブレスレットをそろえてみた。これはブランドを主宰するマックスとミアが昔ながらのアナログな道具を使ってひとつひとつロサンジェルスのショップ兼工房で手作りしている。その温かみと、ナチュラルな素材の見せる風合いがお見事でしょ。

(メイン写真キャプション)
アメリカ製というだけで弱いのに、ハンドメイドだし、使い込むほどに味わいは増すし、デザインはシンプルでよけいなことをしていないスタイルと、文句の付けようがない佇まい。カードスリーブは90ドル、ビーズブレスレットは65ドル。ウエブは日本語にも対応してるのもうれしい。

ベジタブルタンニングのハーマンオーク 社のレザーに、インディゴ染料でアクセ ント。2つとして同じデザインはないカー ドスリーブ。縫製はハンドステッチだ
アフリカのアンティークビーズを使った ブレスレットはボタンもアンティークを使 用している。ワンポイントで違うカラー のビーズを入れるなどセンスが光る
時計をする腕はシルバーなどの金属製 ブレスレットではキズを付けてしまうので、こういったビーズ系のアクセサリーがおすすめ。これからの季節に最高

【問い合わせ】
MADE SOLID
https://www.madesolidinla.com

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 2021年7月号 Vol.327」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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