※この記事は「ライトニング2018年8月号」に掲載されたものを再編集してお届けします。
フォード レンジャーってどんなクルマ?
フォードのミッドサイズピックアップ「レンジャー」は、トヨタ・ピックアップ(ハイラックス)やニッサン・ハードボディ(ダットサントラック)に対抗すべく’83年に登場する。その後幾度のモデルチェンジを経て、’11年に生産を終了。オセアニアやアジアではオーストリア生産のレンジャーを継続発売していたが、北米市場からはレンジャーという名称は消滅してしまう。
ところがフルサイズピックアップは横幅2メートルオーバー、最も短い3人乗りのレギュラーキャブのF150でも全長5・3メートル以上、4ドアモデルに至っては6メートルもある巨大なモデルになってしまっている。
アメリカ市場でもここ数年はミッドサイズのピックアップのニーズが再び高まってきている。すでにGMはシボレー・コロラド、北米トヨタはタコマに力を入れており、フォードが唯一乗り遅れているといった状態だった。
そんなミドルサイズ市場にフォードが満を辞して投入したのが、国内では実に7年ぶりの復活となるレンジャーなのだ。日本国内でも乗りやすいサイズなので外遊びで使えるクルマとして、ぜひ候補に加えたいところだ。
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デトロイトショーで発表されたレンジャーは、マスタングと同じ2.3リッターのエコブーストエンジンとクラス唯一の10速ATの組み合わせとなる。ところがその後2月には、アジアパシフィック向けにタイで生産されるレンジャーにホットバージョンのラプターが追加されたのだ。まだアメリカ国内投入は未定だが、日本に並行輸入される可能性は大きい。
(出典/「Lightning 2018年8月号 Vol.292」)
Text/D.Katsumura 勝村大輔 Photo/FORD MOTOR
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