自分好みの一本が製作できるサーフボードのシェイプ。
柴田さんとSmooth Bodyの出会いは、10年以上も前に遡る。
「きっかけはロングボードが欲しくてお客さんとしてオーダーしたことですね。そこからオーナーの河合さんがとても良くしてくれて、いろいろなボードに乗せてくれたんです。そうすると自分がどういうボードが好きなのかがわかってくるので、今度はそれを具現化したものをオーダーしようとしたら、せっかくなら自分で削ってみたらどうだ!? と誘ってくれたから始めたんです」
それが今ではすっかりシェイプの虜になったようだ。
「自分のボードはもちろん、最近では友達のボードも削らせてもらっています。出来上がったボードは実際に乗ってテストしているんですが、その中で次の新しいコンセプトも見えてきました。次は波のパワーと自分のボードがよりシンクロするように、しなりをもたせたフレックステールのボードを製作しようと思っています。これからも自分なりの1本を追求していきたいですね」
ここが噂の秘密基地「Smooth Body」!
鎌倉の山奥にひっそりと佇むSmooth Bodyを案内するアルベルトさん。一見すると秘密基地のような佇まいは、いかにも職人の雰囲気が漂う。この奥がシェイピング・グラッシング・サンディングを行う作業部屋だ。
板前さんとカウンターで話をしながら飲み食いすることのできる、居酒屋のような雰囲気が売りのオーダーサーフボード専門店。世界にひとつだけのサーフボードが製作できるだけでなく、自分の手でシェイプしてみたいという人も受け付けている。
河合さん製作の、EPS素材でライトウェイトなスタンディングボード最新モデル。魚をイメージしたカラフルなデザインはクアッドフィンで動きも軽い。
アルベルトさんが製作した、その名もシュラインフィッシュ。最大の特徴は両脇のラインのストレートの距離が長いところで、スピードが出やすいシェイプになっている。さらにテールの幅も広いので、波から受けるパワーも強く走り出しも速い。
【DATA】
Smooth Body
神奈川県鎌倉市鎌倉山1-24
TEL 090-2941-6192
http://www.smooth-body.com
(出典/「Lightning 2019年5月号 Vol.301」)
Text&Photo/Y.Yoshida 吉田佳央
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