ポイントは、シンプソンのオリジナル金具キット。通常ならつなぎ目が見えないように木栓を使ってシンプルかつ美しく仕上げるところだが、そこはライトニング。ワイルドさとゴツさが優先だ。あえて大きめの金具を露出させることで、男性の部屋にも似合う、荒々しい仕上げにする。
- 【仕様】
■サイズ/約W45×H90×D8.9㎝
■所要時間/約1時間30分
■材料費目安/約5000円(購入先によって金額は変わります)
■難易度/★☆☆☆☆
今回作ったのはあくまで棚の基本ともいえるもの。部屋に合わせて色を選択するのはもちろんだが、サイドに釘やフックを付けることで、帽子を掛けられたり、より収納力がアップ。いろいろアレンジできるので、空間に合わせて工夫をしてみてはいかが。
【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。
まずは、準備するものをご紹介。
1×4材
柱になる900㎜×2枚と、棚になる450㎜×4枚を用意。1×4材は購入先でカットしてもらうとラクチンだ。約2000円
ワトコオイル
お馴染みのワトコオイル。木材に塗ることでツヤと風合いを出す。今回はテイストを変えてマホガニーを使用。ハケとウエスもお忘れなく。約1000円
シンプソン金具オリジナルキット
シンプソンはアメリカNo.1の2×4材のコネクターメーカー。今回は1×4材で作るシェルフ用のオリジナルキットを用意。約2000円
今回使った道具はこちら!
コードレス電動ドライバー
今回使ったのはボッシュのハンディドライバーの代名詞といえるIXOシリーズ。約300gの軽量で、2カ所から押す
ことができるエルゴスイッチなど機能がアップ。軽量で充電式のドライバーがひとつあると便利だ。
コードレスマルチサンダー
表面をサンディングするために使用。アイロン型のサンディングプレートを採用しているので、細かな部分のサンディングにも重宝する。
早速やってみよう! 置きたいスぺースに合わせてアレンジしよう!
1.サンディングする。
まず1×4材の表面をまんべんなくサンディングして滑らかにする。側面にもオイルを塗るので、忘れずにサンディングしよう。
2.オイルを塗る。
すべての木材をサンディングしたら、ワトコオイルを塗る。きっちり塗るよりもムラ感を出した方が風合いが出る。
3.棚の位置を決める。
乾いたら余分なオイルを拭き取る。そして棚を付ける場所に印を付ける。今回は上から290㎜、290㎜、270㎜に設定。
4.天板を取り付ける。
まず柱に天板を付けよう。柱になる板の先端にL字型の金具をセット。天板になる棚板が柱の内側になることを想定して固定する。
天板になる棚板をL字型の金具にはめ込みネジでしっかり固定する。
5.
反対側の柱を設置。こちらも棚板が柱の内側になるようにL字型の金具をセットする。
6.補強用のA/Zアングルを取り付ける。
2段目、3段目になる板に補強用のA/Zアングルを設置し固定する。
上の写真のような状態になればOK。
7.棚板を固定する。
天板から290㎜の位置に2段目の板を柱に固定。横からドライバーを使うのが心配な人は、棚を立てて上から打とう。
2段目から290㎜の位置に3段目の棚板を設置。置きたいものが決まっていれば、そのサイズに合わせて幅を変える。
8.一番下になる棚板を設置する。
まずL字型の金具を棚板に固定し、写真のように下から柱に通して棚を設置する場所を決める。
今回は3段目の棚板から270㎜の場所に4段目を設置。すべての金具を固定したらシェルフが完成!
完成!
段数や間隔はスペースや置くものによってアレンジするといい。意外なデッドスペースが生まれ変わるので、家じゅうスペースを探してみるのも面白いだろう。ぜひトライしてみて!
(出典/「Lightning 2018年10月号 Vol.294」)
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