- 【仕様】
■サイズ/約W520×H360×D360㎜
■所要時間/約1時間
■材料費目安/約6000円(購入先によって金額は変わります)
■難易度/★★★☆☆
プラスチックボックスにキャスターとフタを付けるだけの簡単な作りだが、ポイントはフタにある。2枚の板を蝶番でつなげることで、ドリンクを置いたままでもフタの開閉を可能するという便利な構造にしてみた。今回中身はほとんど手を加えていないが、薄手の板を敷いてもいいだろう。また木製のボックスを使ったり、塗装したりとアレンジも楽しめること間違いなし。では早速工作スタート!
【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。
まずは、準備するものをご紹介。
プラスチックボックス
収納スペースとなるボックス。今回はW520×H310×D360 ㎜を使用しているが、好みによって選ぼう。約3000円
OSB材
天板兼フタになる板。厚さ9㎜以上のものを使用。サイズは170×360 ㎜と350×360 ㎜。約1000円
1×2材
ボックスの内側にはめる木材で、キャスターを装着する固定材になる。長さ490㎜と255㎜を各2本ずつ用意。約1000円
キャスター
ボックスにキャスターを付けて移動しやすくする。加えて掃除もしやすいので一石二鳥だ。ちょうどいいサイズのビスも準備しよう。約300円
蝶番
2枚のOSB材を繋げる蝶番。フタを開けるときにドリンクを置いたままでも開け閉めができるというわけ。ビス8本準備。約150円
マグネット
フタとボックスを固定するマグネット。フタの開け閉めもしやすくなるというメリットも。2個用意。取り付け用のビスもお忘れなく。約600円
今回使った道具はこちら!
ホールソー
円をくり抜くためのホールソー。ドリルの先端に装着する丸い刃物で、様々なサイズがある。今回はドリンクホルダー用に70㎜、指掛け用に30㎜を用意。
充電式インパクトドライバー
Lightningでも頻繁に登場する充電式インパクトドライバー。握りやすく狙いやすいので正確にビスを打ち込める。
早速やってみよう! 細かいところに気が利く仕様に仕上げる!
1.内側に1×2材をはめる。
まずボックスとキャスターを固定するために、内側に1×2材をはめる。キャスター側のビスを木材に刺すことで固定するだけでなく強度も増す。
2.キャスターを取り付ける。
ボックスの四隅にキャスターを付ける。木材と違いプラスチックだとなかなかビスが突き刺さらないので注意して行おう。パワーが弱めのドライバーがおすすめ。
キャスターをすべて装着したところ。
3.マグネットを付ける。
フタとボックスを固定するマグネットを装着する。
まずボックスの縁から0・5〜1㎜くらい下に装着。
そしてフタ側は、ボックスの縁の幅よりも内側のところにつける。
4.2枚の板を蝶番でつなげる。
もう片方の板にもマグネットを装着したら、2枚の板を蝶番でつなげる。このとき2枚の間に隙間を空けないと後で開かなくなるのでご注意。
5.ドリンクホルダーの穴を開ける。
小さい板側にドリンクホルダーを作る。今回は端から10㎝ずつのところに印を付け、φ70㎜のホールソーを使って穴を開ける。くり抜いたところを紙やすりで滑らかにしてもOK。
6.蓋を開ける穴を作る。
次にフタを開けるための指穴を開ける。縁側にはマグネットが装着されているので、その部分を避けて開けるようにしよう。今回はφ30㎜のホールソーを使用する。
完成!
マグネットで固定するのでズレず、フタの開け閉めもしやすい。今回は中に板を敷いていないが、見た目的に入れた方が美しく仕上がるはず。こだわり派は挑戦してみてほしい。
(出典/「Lightning 2019年6月号 Vol.302」)
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