ヴァナゴンのスペシャリストが提案する、カリフォルニアの最先端スタイル。

ヴァナゴンの専門店として有名な大阪の『GAKUYA』。その代表である木下さんの愛車は、今アメリカで流行っているというちょっぴりオフロードなスタイル。これはまさにアーバンオフローダー!

車高を上げて迫力を増したのにどこか華奢な雰囲気がヴァナゴンならではの魅力だ。

たびたびLightning本誌でも取り上げている、大阪にあるヴァナゴン専門店『GAKUYA』。その知識と技術には定評があり、東京からわざわざ購入する人も少なくない。

そんな超人気ショップの代表を務める木下さんは、アメリカやドイツなどに定期的に足を運び、最新パーツやカスタム事情などを目で見て、実際に愛車で試している。

本誌でもお馴染みのGAKUYAの代表を務める木下大輔さんは、いつも笑顔を忘れない、ユーモア溢れる心優しい方。その人柄に惹かれるユーザ ーも多い。アウトドアの趣味も多く、 家族でこのヴァナゴンとともに出掛けては楽しんでいるそうだ

事実、昨年その愛車を取材した際は、足周りはノーマルでルーフに折り畳み式のテントを装備するという当時のアメリカの最新スタイルだったが、今年は全く異なるスタイルにアップグレード。リフトアップして黒い鉄チンホイールにオールテレーンタイヤを装備し、ルーフにデッキを装備した新しい姿に生まれ変わった。

こちらが昨年のデッキ設置前のヴァナゴン

このスタイルは、まさに“アーバンなオフローダー”とい呼ぶにふさわしい! ノーマルもいいけど、今は街中もちょっとオフロード顔で走る方が、断然気分なのである。

新しくルーフに設置したデッキは広々空間

▼木下さん以外のスタッフの愛車もチェック!

フォルクスワーゲンをキャンプ仕様にカスタムするなら、“ちょいリフト”が最適解!

フォルクスワーゲンをキャンプ仕様にカスタムするなら、“ちょいリフト”が最適解!

2023年02月21日

1987 VOLKS WAGEN VANAGON TRANSPORTER|最先端カスタムを体現するGAKUYAの広告塔。

GAKUYAは『フォルクスワーゲン クラシックパーツ社』の認定ディーラーで、最新車両も販売しているため、定期的に本国ドイツを訪問。また、カスタム事情を知るためにアメリカにも定期的に足を運び、その最先端スタイルを広告塔である木下さんの愛車で実践している。

内装は以前と変わらず、ウッド張りにした内壁に釣竿などアウトドア用具から家族写真まで詰め込んだ“夢のある空間” である。外装は足周り変更に合わせ、ステッカーも少しアレンジした。

二輪駆動なのにsyncro!? と思いきや、よく見るとsyncno。つまり“シンクNO=四駆でない” という遊び心が木下さんらしい。

サスペンションで約2インチリフトアップし、15インチの鉄チンホイール×BFグッドリッチのオールテレーンタイヤで全体的には約3インチ車高を上げた、いまカリフォルニアで大人気のスタイルだ。これはT3だけでなく最新のT6でも可能だ。

世界有数のヴァナゴンを中心に取り扱うフォルクスワーゲンの専門店へ。

ヴァナゴンを中心に最新のT6まで取り扱う専門店。ドイツ本国にある『フォルクスワーゲン クラシックパーツ社』から正規ディーラーとして認定されていることからもその信頼度が窺えるだろう。

自社ファクトリーの2階はヴァナゴンの実車を使って作ったデスクなど、遊びに溢れたオフィスになっている。 ちなみに雑貨はここでも販売。さらに別にあるショールームに在庫車を展示している

【DATA】
GAKUYA
大阪府東大阪市宝町17-40(ショールーム)
TEL072-983-2468
営業/9:30〜19:00
休み/月曜・第3 火曜・祝日
http://www.e-gakuya.com

▼ガクヤのカスタムはこちらもチェック!

ヴァナゴンのスペシャリストが提案する、カリフォルニアの最先端スタイル。

ヴァナゴンのスペシャリストが提案する、カリフォルニアの最先端スタイル。

2023年02月21日

(出典/「Lightning 2019年6月号 Vol.302」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

Pick Up おすすめ記事

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...