クルマ好きが行き着いたセカンドカーは、「Dodge Viper(ダッジ バイパー)」だった。

セカンドカーとしてスーパーカーを所有する。決してデイリーユースに向いているクルマではないが、プレムアムな暮らしを演出するには最高の遊び道具だ。自身のアメリカンライフを彩るアイテムとして、ダッジのバイパーを乗りこなす井坂迪詠さんのカーライフを見てみよう。

週末のプレミアム感を演出するなら、アメリカのスーパーカー「2008 Dodge Viper SRT-10」でしょ!

「OCEANSIDE GARDEN」代表・井坂迪詠さん カリフォルニアスタイルのガーデンデザインやエクステリアの施工、多肉植物やサボテンなどの販売を手がけるオーシャンサイドガーデンの代表を務める。本人も無類のアメリカンカルチャー好きで、そのコレクションは多岐にわたる

過去には’68年式のシボレー・カマロや、’51年式のシボレー・C3100といったクルマを乗り継いできた井坂さん現在の愛車はダッジのバイパーだ。

「今までは、いわゆるアメリカンクラシックマッスルカーといわれるクルマに乗ってきたんですが、オーバーヒートしたり夏にエアコンが効かなかったりで、いくらカッコよくても家族がいる自分には不向きだったんですよ。それにデイリーユースではトヨタのタンドラに乗っているので、それらを考慮してアメリカンな感じがするセカンドカーって何かなと考えたら、昔から時速300㎞オーバーのクルマに乗ってみたかったという願望もあって、行き着いたのがスーパーカーだったんです」

実際に購入後も、独特の走り心地にはとても満足しているそうだ。

「第一印象で思ったよりも乗り心地がいいなと感じました。クラッチも重くなくて運転しやすかったです。無理に改造して速くしているクルマではないので、サーキットで走るとその魅力がよくわかります。そもそも自然吸気でターボもスーパーチャージも付いていないという頑強さも魅力ですからね。使うのは妻や娘との週末デートショッピングや、バイパーのオーナーズクラブでのツーリングや走行会くらいですが、それが日常のいい気分転換になっています。それにこのクルマだとホテルやハイブランドのスタッフもやたら丁寧に接客してくれますしね(笑)」

パワー重視のアメリカ車の中でも図抜けた性能を誇るマッスル・スポーツカーの王様「バイパー」とは?

クライスラーの一部門であるダッジおよびSRTから発売されていたアメリカンスポーツカーで、スーパーカーの代名詞ともいえる存在。’80年代に北米マッスル・スポーツカー市場をほぼ独占していたシボレー・コルベットに対抗するために開発。当初は3年間のみの生産予定だったが、発売後大きな反響とともに想定以上の売り上げとなったため、2017年までおよそ26年間にもわたって継続販売された名車だ。

生産中止となった現在も世界中に熱狂的ファンを多く抱えている。特徴としてはアメリカ車ならではのOHVエンジンを搭載しながらも、その実はよく見られるV型8気筒ではなくV型10気筒で、排気量は8.4リットル600馬力オーバーと市販車の中では最大級ということが挙げられ、世界最速の量産市販車だった記録も残っている。

スーパーカーたる所以が随所に詰まった洗練されたデザインと高い機能性。

スーパーカーの王様のデザインと機能性を見ていこう。

シート

スーパーカーといえばこのレザーの2シーター。奥行きがあるので足の置き場にもゆとりがあり、長時間座っていても疲れない。このクルマはサスペンションをカスタムしてさらに車高が低くなっている。そのため荷物があったりすると、立ち上がるのが大変というのが玉に瑕とのこと。

エンブレム

フロントの中央に見えるバイパーのエンブレムは、初代から一貫して蛇をモチーフとしている。2008年モデルであるこのクルマは、初代のスニーキーピートに続く2代目のファングス。3代目はストライカーと呼ばれている。

デザイン

前から見るとバイパーは流線型の非常に美しい形状をしていることがよくわかる。これは中央手前に見える蛇を象ったエンブレムにも生かされており、こうして右側に置いて見比べると、よく似た形状であることがわかる。

マフラー

ダッジのバイパーならではの車体の特徴で、多くの人がこれしかないと答えるほど代名詞となっているサイド出しマフラー。出口は真横に見えても、パイプは30°で内部に付いている。

ロゴ

サイドにあしらわれた”VIPER SRT 10″のロゴ。その奥にはスーパーカーならでは仕様であるフロントサイドダクトが。これを見るといかに巨大なエンジンを積んでいるのかがわかる。

ナンバープレート

車体デザインに馴染んだ「CALIFORNIA VIPER The Golden State」と描かれたナンバー。これは井坂さんがオーダーメイドした特注品。今回は撮影のための特別に装着してくれた。

(出典/「Lightning 2020年2月号 Vol.310」)

この記事を書いた人
ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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