近年高騰している、傑作として名高いスモールフェラーリ「Ferrari 328GTB」でゆっくり走る。

  • 2023.02.21  2020.03.07

世界中の良質なシューズブランドのディストリビューターを務める「GMT」の代表である横瀬さんの愛車は、スモールフェラーリの最高傑作である328GTB。幼少期から憧れていたクルマで、都心を流すのが最高の時間だと語る。

「1989 Ferrari 328」で街乗りを楽しむ。

「GMT」代表・横瀬秀明さん 1965年生まれ。東京都出身。代々木上原で生まれ育ち、シューズのインポーターを主軸とした「GMT」を1994年に設立。大のクルマ好きであり、 フェラーリは憧れの一台だった。バイクも大好きで、ホンダとハーレーを所有する

「このクルマに乗ることは自分にとって特別な時間。真夏でも真冬でも空調はつけず、窓を開けて、フェラーリのサウンドを聞きながら走るのが流儀なんです」と語るは、ファッション業界の中でも屈指のクルマ好きとして知られる横瀬さん。この328GTBは、幼少期から憧れていて、10年ほど前に手にすることができた。

「漫画『サーキットの狼』の影響で、ずっとフェラーリの308に憧れていました。ただ気兼ねなく使いたいという気持ちもあったので、最終的に後継モデルであり、もっとも完成度が高いと言われる328GTBにしました。オープンカーになるGTSもあるのですが、日本の気候とボディの剛性を考えて、GTBをチョイス。結果的に大正解でしたね。パーツの確保で苦労することは時折ありますが、この10年で大きな故障はないですし、地元にある自動車工場が完璧なメインテナンスをしてくれるので、ストレスなく乗れています。個人的には、高速で飛ばすよりも、表参道や六本木あたりを優雅にクルーズする方が好きなんですよ。踏めば300㎞/hくらい出てしまう暴れ馬ではありますが、あえて余力をたっぷりと残して40〜50㎞/hあたりで流しても楽しいんですよね」

ネオクラシックなフェラーリとして、ここ数年で大きく値上がりしている。いい意味で快適さはなく、全神経を使いながら自身で操作していく感覚がたまらない

もっとも美しいと評されるスモールフェラーリの完成形。

308の後継モデルとして1985年から’89年にかけて生産されていた328GTB/GTS。デザインを担当したのは、数々の名車を生み出してきたピニンファリーナ社のレオナルド・フィオラヴァンティ。そのボディラインからもっとも美しいフェラーリとして評価されている。ここ数年はネオクラシックカーとして人気を集めており、価格が上がっている。

また全長が4255㎜、車幅1970㎜と現代のフェラーリと比べるとコンパクトなサイズとなっていることから、スモールフェラーリとも呼ばれている。前モデルの308と比べると随所にアップデートが施されており、横瀬さんは10年ほど乗っているが、大きなトラブルになったことはないというからすごい。完璧なガレージ保管により、コンディションも抜群であった。

エンジン

モデル名の由来にもなっている3200㏄のV8エンジンは、フェラーリの中でも屈指のタフさを持つと言われる。スモールフェラーリの最高傑作だけある。

インパネ

スタイリッシュなブラックで統一されたインパネやセンターコンソールのスイッチ類は、前モデルの308とは一味違う印象を受ける。

シフト

30年前に生産されたとは思えないほど抜群のコンディション。走行距離はまだ2万㎞ほど。3ペダルのマニュアルシフトだ。

デザイナー

328をデザインしたのは、ピニンファリーナに在籍していたレオナルド・フィオラヴァンティ。前モデルの308も彼によるデザインだ。

エンブレム

GTBのBとはベルリネッタの頭文字で、オープン仕様になるGTSのSはスパイダーの略。前者の方がボディの剛性が高く日本では人気。

シート

高級感のあるレザーシートは、オリジナルのままでいいコンディションを保っている。ジーンズでは絶対に乗らないように配慮している。

「GMT」横瀬さんが愛用する、ドライブの必需品!

パッセンジャーズのドライビングシューズ

フェラーリはポジションがかなり低く、足を伸ばした体勢で運転するため、この手のドライビングシューズがマスト。今はなきイタリアのブランドだ。

ジバンシーのサングラス

軽量なチタンでオールブラックのカラーリングを用いたティアドロップを探した結果、ジバンシーをセレクト。長時間使っても快適。

インシンクウィズのムートンベスト

真冬でも暖房をつけずに、窓を開けて走るのが横瀬さんの流儀。そのため運転しやすく、保温性の高いベストが欠かせないそう。

ストレッチボール

イタリアで購入したというストレッチボールは、長時間のドライブ時に腰などの痛みを和らげてくれる。これはいいアイデアである。

(出典/「Lightning 2020年2月号 Vol.310」)

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