レッチリのボーカル、 アンソニー・キーディスのタトゥーをプリントしたパーカを札幌で発見。

毎年二度、私は地元の札幌に帰省している。そして、帰省すると必ず足を運ぶところがある。昔働いていたヴィンテージショップの元同僚二人でやっているセレクトショップだ。小さなショップだが、ヴィンテージと現行品のセレクトに個性があり、毎回必ず何か買ってしまう。この正月も当然顔を出した。しかも、今回はリニューアルオープン後ということで、いつもよりも興味津々だった。なにせ店名まで「フリーウェイ」から「レオン バイ フリーウェイ」に変更されたので、何かあったのかという心配もあったからだ。

しかし、実際は“いまの気分”を前面に押し出したリニューアル。店内に必ずラインナップしていたヴィンテージデニムは倉庫に戻され、ロックテイストや’90年代テイストのプロダクツで埋め尽くされていた。ここでふと気付く。映画『レオン』って’90年代を象徴する存在だと。店名のレオンはこれか! いまの気分を文字にしたらレオンだったと。すべてが腑に落ちた。そしてこのパーカに目が留まった。

LEON by FREEWAYのアンソニー・キーディス タトゥーパーカ

’96年製のヴィンテージTeeをもとに、もし当時パーカも作られていたらと仮定して製作。コ ットン×ポリエステルの混紡ボディも当時らしくてイイ感じ。ブラックもあり。1万3200円(LEON by FREEWAY TEL011-521-1311 http://www.freewayjapan.com)

これは、レッチリのボーカル、アンソニー・キーディスのタトゥーをプリントしたもの。’96年製の全く同じプリントのTシャツ(黒ボディ)を見つけ、それをパーカに落とし込んだオリジナルだという。

ポイントは’96年当時のタトゥーであるということ。それ以降も彼のタトゥーは増えているため、分かる人にだけ分かる、というパーカだ。ポリ混ボディのチープ感も当時っぽくて実にイイ! これをちょっと太いジーンズに合わせる。これが私のいまの気分だ。

胸にはタトゥーが無いため無地だが、これがさらにストリート感を引き立てる。私は1サイズオーバーでゆったり着たい
左右対称に見えるタトゥーデザインだ が、よく見ると、実は全て違うデザインになっている。現在、アンソニーのタトゥーはさらに増えている
フードのコードは、アメリカ製のプラスチックビーズでアレンジ。そういえば’90年代はビーズも流行っていた。こういう遊び心もイケてる!

【問い合わせ】
LEON by FREEWAY
TEL011-521-1311
http://www.freewayjapan.com

(出典/「Lightning 2020年3月号 Vol.311」)

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ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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