「VMXラバー」の愛車をチェック!
もともと「VMX」レースは海外で盛んに行なわれていた。しかし、カスタムのベース車は日本製のものが多い。すなわち、「VMX」に関して日本人は欧米に全く劣っていないということ。国内だけでなく、ヨーロッパのバイカーのスナップもチェックしながら、「VMX」を比較してみるのも面白い。
1976 YAMAHA XT500 / 中沢ヨシオさん
オーナーの体格に合わせてハンドルを変更している程度で、ほぼオリジナルで国内仕様のXT500。「大きなウィンカーやテールライトもお気に入り。できる限りオリジナルのままで乗り続けるつもりです」
1976 HONDA XL350 / 4オーナー 櫻井慶樹さん
新世代バイカーとして注目されている櫻井さんの愛車はホンダXL350。どこか力の抜けた飄々としたキャラクターに、クラシックながらもスタイリッシュさを兼ね備えたXL350がマッチしている。「旧車のハーレーにも乗っているからこそ、XL350のようなVMXは気張らないで乗れる魅力があります」
1979 HONDA XL250S / デウス エクス マキナ 吉田佳照さん
デウス エクス マキナ原宿の名物バリスタである吉田さんの愛車はホンダXL250S。市販車では初となる23インチの特大フロントホイールを装備したモデル。エンジンやフォーク、フェンダーなどにしっかりと手を入れている。オリジナルの良さを活かしつつも、味のあるタンクなどでデウスらしい軽快かつ力の抜けた印象に。
1980 YAMAHA XT500 / オスカル・ポレスさん
日本でも近年のヴィンテージオフロードブームで絶大な人気を誇るXT500。そんな人気車をフルストックの状態で乗るオスカルさん。「クラシカルなデザインが好きだから、どこもカスタムする場所はないよ」と語る。
「VMX」に似合うヘルメットはこれだ!
東京・江戸川区に拠点を構えるティーティー・アンド・カンパニー(以下TT&CO.)は、ヴィンテージのスタイルを忠実に復刻するヘルメットブランド。ヴィンテージのヘルメットは現代とは安全基準が異なるため帽体が小さい。しかし現代の安全規格であるSGやDOTを取得してヘルメットを作ると帽体が大きくなりがち。しかしTT&CO.のプロダクツは、それらの規格に適合させながらも限りなくコンパクトに作っているのが最大の特徴。そのため、まさにヴィンテージのような佇まいになっているというわけだ。
TOECUTTER
そんな同ブランドのラインナップの中でも最も注目度が高いのがオフロード系のフルフェイスヘルメットの元祖といわれるスタイルを忠実に復刻したのが「TOECUTTER」。70年代らしいデザインはもちろんのこと、カラーリングも当時らしいラインナップとなっているため、スクランブラーやVMXの世界観にマッチするデザインというわけなのだ。
いかがでしたか? ヴィンテージ車はメインテナンスなど難点が多いですが、それも含めて愛着が涌くという面白みがあります。現行車もいいですが、ヴィンテージを自分好みの「VMX」カスタムにするのも楽しいですよ!
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(出典/「別冊Lightning BIKERS SNAP」「別冊Lightning VINTAGE MOTORCYCLES」「別冊Lightning VINTAGE BIKE FILE」)
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