【LNG創刊25周年記念コラボ】ダナーライトが作られる本社工場に潜入!

前記事でじっくり詳細をお伝えしたライトニング渾身の別注ダナー。サンプルの出来上がりを待たずして、編集部は最終サンプルを拝みにアメリカ・ポートランドにある本社工場を訪れた。

Danner Lightning 8068 63,720円(送料込、税込)

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※受注終了※ダナーライトのロングバージョンが発売中!【LNG創刊25周年記念コラボ】

2021年10月24日

Made in U.S.A.を守り続ける、超貴重なブーツメーカー。

ダナーが本社と工場構えるのはアメリカはオレゴン州ポートランド。自然豊かな土地柄、地元民のアウトドア熱は高い

1932年にウィスコンシン州チペワウォールズで創業したダナー。その4年後に拠点をオレゴン州ポートランドに移して以来、いまだに本社と工場をその地に構え、Made in U.S.A.を守り続ける、いまでは超貴重なブーツメーカーである。

その高いクラフトマンシップは、長年アメリカの陸海空軍にコンバットブーツを提供するなど自国での信頼も厚く、最近ではパタゴニアがブランド初(!)となるコラボレーションの相手に選ぶなど、その高いクオリティはお墨付きである。今回のライトニング別注も、もちろんアメリカ製でオーダー。現在はもう生産されていないモデルを、無理を承知でお願いしたものだから、パタンナーがイチから型をおこした手間のかかりよう。ファクトリーのなかでも、特別なモデルの製作だけに関わる、精鋭部隊「THE NEST」のメンバーによって完成した、最終サンプルができるまでをお送りする。

ヒールにはダブルネームのエンボス!

ヒールカウンターに刻まれる別注の証。両者のダブルネームは、こうして一枚一枚にしっかりとスタンプされる。旧きよきブーツ作りを守り続けるダナーの大切な意匠だ。

手作業で縫製。

表地のコーデュラナイロンとカウハイドレザーを手際よく縫製。ダナーライトの特徴であるゴアテックスのブーティはここで装着される。

「THE NEST」 をまとめる勤続20年の大ベテラン、ミゲルさんはボトミング=底付け担当。時にはスタッフへ直接指導もする、ファクトリーのマスター。今回のサンプル製作も彼が手がけた。

デジタル作業ではなく、手描きでパターンを引き直し。

こちらも業界歴41年のベテランパタンナー、ジョンさん。最近ではデジタル作業がほとんどのなかで手描きでパターンをおこせる貴重な存在。今回は復刻別注であるが、旧い型は残っていなかったため彼がパターンを引き直したのだ。

美しい経年変化が生まれる、ダナー特注レザーを使用。

今回の別注で使用されたのはホーウィン社製の防水カウハイドレザー。まるでホースハイドのような美しい経年変化を生み出すようダナーが特注したスペシャルな革を使用している。

ダナーで使われるレザーはすべて検品される。それは他のメーカーではまずありえない。ジェイさんは厳しい品質管理を任される、数少ないレザースペシャリストのひとりである。

人の目では探しきれない細かい傷や厚みは最新機器を駆使してさらにチェック。各パーツを裁断するためのアウトラインをこれで決めていく。

レザーの品質をチェックする項目はなんと5つ。引き裂き、柔らかさ、表皮の剥がれや傷、オンスなどを細かく検査する。

ラストは「650」を採用。

最もポピュラーなラスト「650」を採用。ヒールのフィット感が高く、トゥも細身でスタイリッシュなルックスに仕上がる。

精鋭部隊「THE NEST」に支えられる現場。

各工程のスペシャリストで構成されるスゴ腕職人集団「THE NEST」の作業スペース。ほとんどの新作はここで一度テストされ、それを元に作られたマニュアルが工場内で共有される。

アメリカ製で高品質なブーツを作れるメーカーはダナーだけといっても過言では
ない。米軍からの信頼も厚く、同じ工場内では軍に納入するためのコンバットブーツも多数作られている。

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多くのベテラン職人の手によって作られたサンプルを元に、限定200足で製作されるDanner Lightning 8068 63,720円(送料込、税込)。Made in U.S.A.の高いクラフトマンシップを肌で感じる履き心地、ぜひお試しあれ。

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年9月号」