初心者でも簡単にDIY!ステンシルでいろんなものをカスタムしよう。

誰もが気軽にDIYを楽しめるステンシル。テンプレートによる図形や文字のことで、テンプレートがちぎれないように、完全に綴じた部分がない書体なのが特徴だ。最近ではステンシルを使って表札を作ったり、様々な雑貨やインテリアに施してインダストリアル風に仕上げるなど、カスタムを楽しんでいる人も多い。

ということで、このステンシルマシンを使って、様々な素材のアイテムにステンシルを施してみた。素材によっては塗料あるいはスプレーを使い分けた方がよいものもあるので、いろいろ試してみよう。今回はステンシルマシンでシートを作ったが、市販のシートでもOK。Let s Challenge!

教えていただくのは……DIYer(s)

DIYに特化したWEBサービス「DIYer(s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。詳しくはこちらをチェック! http://diyers.co.jp

用意するアイテムはこちら!

塗料とホビー用スプレー

DNP-diy_004

ステンシルしたいアイテムの素材によって塗料かスプレーかを選ぼう。キャンバスのような布には塗料、缶にはスプレーが最適。

ステンシルマシン(こだわり派用)

DNP-diy_003

こちらは米軍が正式に採用していた中古のステンシルマシン。高額なので一般的ではないが、今回は本物にこだわってステンシルマシンでシートから作ってみた。参考価格は約20万円

ステンシルのカッティング(初心者用)

DNP-DSC_6380

ステンシルマシンがなくても、様々な書体やサイズのステンシルシートが百均などで販売されていたり、好みの書体やサイズでステンシルシートを製作してくれるステンシルのカッティングサービスなどもある。カスタムしたいアイテムによってはそれらを活用するのもおすすめだ。

その他ステンシルしたいもの

diy_002

今回用意したのは、キャンバス地のトートバッグ、アルミ製のツールボックス、フォトフレームといった身近にあるものばかり。ちょっとしたカスタムで自分だけの一品が作れるのだ

道具を用意したら、さっそくDIY開始! まずは布で挑戦!

DNP-diy_008

まずはステンシルマシンに、専用のステンシルシートをセットする。このマシンの場合、最大で6行分の文字を打ち抜くことができる。この工程は、すでにカットされているシートをお持ちの方は先に進もう。

DNP-diy_009

専用のステンシルシートをセットしたらこのボタンを押す。シートが固定され、文字を打つごとにシートが自動的に送られるようになる。

DNP-diy_010

ステンシルマシンの上部にある円盤を回して、三角矢印に打ち抜きたい文字を合わせる。基本的にアルファベットと数字、簡単な記号のみが作れる。

DNP-diy_011_1

文字を合わせたらレバーを押し込むだけ。自動的にシートが送られたら、次の文字に合わせてレバーを押す。これを最後の文字まで打ち込む。

DNP-diy_012_1

ステンシルシートの出来上がり。文字サイズは1種類のみ。マシンによってサイズが決まっているので、マシンを購入する場合は、サイズもチェック。さあ、これでシートが完成だ!

塗料を塗る

DNP-diy_013

ステンシルシートを剥がしやすいマスキングテープでアイテムにセットして、準備OK!

DNP-diy_014

キャンバスのトートバッグにステンシルをしてみる。シートの上から少し濃いめに筆でトントンと叩くように塗っていくとクラフト感が出る。

DNP-diy_016

最後まで塗り終わったらシートを外して乾かす。下の写真が完成形。バッグのワンポイントになっていい仕上がりだ。塗料の色はお好みで選ぼう。

DNP-diy_019

めちゃくちゃカッコいい!!

スプレーを使って、アルミやステンレスにステンシルを施そう!

DNP-diy_017

次はアルミやステンレスなどの缶にステンシルをしてみた。ステンシルシートを貼り、上からスプレータイプの塗料を吹き付ける。

DNP-diy_018

シートを剥がして乾かす。文字の縁をぼやかしているかのような仕上がりがGOODだ。他にも木材やコンクリートとの相性もいいのでお試しあれ。

DNP-diy_022

いかがでしたでしょうか? 結構簡単でしょう? いろんなものにペイントする度にハマること請け合い。子供入園グッズの名前付けもパパがこんなカッコいいペイントでやってもいいんじゃないでしょうか。おすすめです!

(出典/「Lightning 2019年1月号 Vol.297」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

Pick Up おすすめ記事

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...