ボロボロに見えても、リノベーション次第で蘇る!
ロック岩切いわく、「自分でデザインした新築に住むことも考えましたが、もっと違った提案をしたいという気持ちがあって。日本は基本的に旧い建物に値段が付かなく、壊されてしまうことがほとんど。一見ボロボロに見える家でも、当時の建築家が魂を込めて作った建物は、基礎もしっかりしていますし、手を入れれば、格段によくなります。気持ちの入った建物を受け継ぎ、現在の自分たちの感性や技術で、また新しい形に再構築できることをいろんな人に知ってもらいたい。そんな気持ちで作った家なんですよ」
この建物は’70年代に建てられたデザイン住宅で、以前は画家が住んでいたそう。亡くなってから空き家になり、老朽化も激しかったが、手を入れたら蘇ると確信。自身のデザインに加え、カリフォルニアで数々のモダンな物件を手掛けるデザイナーユニット『デザイン ビッチーズ』にも声をかけて、合同で再生プロジェクトが行われた。外観はレトロだが、床暖房が入り、断熱材も最先端のものに。そうすることで旧い住宅の欠点を根本から解決した、まさに理想のサーファーズハウスなのだ。
▼自腹リノベーション企画これまでのお話
ついに完成したということで(建設中の話は思いっきり端折りましたが……汗)、今回は編集部が取材してお届け!
アトリエだったスペースは書斎に変貌!
こちらは岩切氏の書斎スペース。カリフォルニア工務店のショールームとしても稼働しているので、ここでお客様へ様々なプレゼンを行うこともある。もともとは前に住んでいた画家がアトリエとして使用。
エクステリアにはウッドデッキを設置!
こちらはウッドデッキスペース。屋根を付けることで、リビングの延長として使うことができる。子供用にブランコを置いたが、快適すぎて、気付けばここにいるとか。
ここはアメリカ? 本場の香り漂うキッチンに蘇り!
タイル張りのモダンなキッチンスペースもお見事。自作した正方形のダイニングテーブルの周りには、敬愛するイームズ夫妻が手掛けたDCMのヴィンテージ。
新規で作った倉庫も西海岸スタイルに!
物置の外観。まるで当時からあったような雰囲気であるが、今回のリフォームに当たって作ったもの。カリフォルニアらしい独特のカラーリングになっている。
いかがでしたでしょうか? あの建物がこんなに大変貌を遂げるとは!
覚えてますか? これが元の姿。自分の家をカリフォルニアスタイルにしたいと思っている方、「カリフォルニア工務店」は要チェックです!
カリフォルニア工務店公式サイト/http://www.cal-co.jp/
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