3ページ目 - 日本全国おすすめの文房具店22選。大型店からこだわりの小さな文房具屋まで厳選紹介!

17.アイデアスイッチ|福岡・東区

こんなアイテムがあったのか! そんな使い方もすてき! と、うれしい発見満載の店。店主の野村もえみさんが、手芸メーカー勤務や事務の仕事をする中で文具使いに目覚め、子育ても落ち着いた頃、夢だった店を2015年にオープンした。「つかうとつくる文具店」をキーワードに、ここでしか出会えないモノ・コトを日々開拓している。アクセスは天神からバスや電車で30分ほど。

ono & Lims、スーパー5、ロバートオスターなど、常設扱いの少ない万年筆インクが並ぶ

【DATA】
福岡市東区香住ヶ丘2-6-12
TEL 050-3696-0593
営業時間 13:00~18:00
定休日 月曜(不定休あり)
https://idea-switch.com

18.石丸文行堂|長崎・長崎市

グラバー園に出島、点在する教会、稲佐山の夜景…石丸文行堂は、そんな名所にあふれる長崎の繁華街に、明治16(1883)年から続く文具店だ。2016年には、カクテルの名を付けた23mlミニボトルをバーメニューのように楽しめる「カラーバーインク」を一挙70色発売し、多色・少量ボトルのトレンドを印象付けた。2018年には創業の地の情景をテーマにした「長崎美景」シリーズも始まり、大好評。魅力的なオリジナルアイテムがある店として、注目が高まっている。

インクのコーナー。オリジナルのカラーバーインクと長崎美景シリーズを中心に、純正インクも一覧できて探しやすい

【DATA】
長崎県長崎市浜町8番32号
TEL 095-828-0140
営業時間 10:30~19:00
定休日 なし(元日以外)

19.万年筆と文具のお店 helico|香川・高松

文具イベントでは行列、ネットショップでも即完売。多彩なアクリル樹脂を磨き上げた艶やかなペンに熱視線を集めるhelico(へリコ)が、工房の至近に文具店を開いたのは2021年2月11日のこと。県外への遠征が難しくなった2020年、対面販売をモットーとしてきたhelicoは、展示販売できる拠点を本気で探していた。そんなある日、店主の諏訪晶子さんのお気に入りだった骨董とカフェの店が休業し空きとなる。その和洋折衷な建物は、昭和16年頃に建てられた旧・川岡郵便局舎をリノベーションしたもの。夢見てきた理想の場所で、運命的なタイミングで店を開くことになった。現在は営業日を限定して入店も予約制。競争率の高いhelicoのペンをじっくり選べる自分だけの時間はまさに至福。ここへ行くために高松を訪れたくなる、まさに飛んで行きたい良店だ。

helicoの店は昭和16年に郵便局として建てられた和洋折衷のレトロな建物にある。屋根飾りに残る郵便マークに、その名残を見ることができる。ピンク色の建材も当時からのもの。この佇まいが、helicoがまとう温かみと驚くほどしっくりくる

【DATA】
香川県高松市川部町528-21
TEL 070-5688-1177
営業日 金曜・土曜・祝日の12:00~18:00のみ営業(当面の間の予定・予約入店制)
https://helico.theshop.jp

【その他のエリア】

20.八文字屋 本店|山形・山形市

「くらげアクアリウム」「樹氷アメジスト」……センスあるネーミングや色選びで文具ファンの注目度急上昇中の八文字屋は、山形を代表する老舗の書店・文具店。創業はなんと江戸時代。現在、山形と仙台に10店舗を展開している。本店と北店、天童店の3店舗は、高級筆記具が充実している。特に本店は、何度通っても新しい何かが見つかるようにと話題の製品を積極的に扱い、オリジナル製品の開発にも余念がない。本店2階の一角にある高級筆記具コーナーでは主要海外ブランドの定番モデルをまんべんなく扱い、バイヤーが厳選した限定モデルも並ぶ。写真奥にはインク売場、手帳売場が連なり、国産筆記具はレジ周辺に集約。国産の限定モデルやNamiki の高級軸の一部も現物を見て買うことができ、ガラスペンの扱いも充実している。山形県在住の熱い文具ファンが結成した「山形文房具会」のメンバーが集うなど、熱い文具好きのサロンとしても愛されている。

国産の主要インクはほぼ網羅。カラーバリエーションも並んでいて、手に取って選びやすい。京都・TAG STATIONERYのインクや、東北の文房具販売店で結束した「NE6 TOHOKU BUNGU LAB.」のインクも並んでいる

【DATA】
山形県山形市本町2丁目4-11
TEL 023-622-2150
営業時間 10:00~19:00
定休日 なし(年中無休)

21.川崎文具店| 岐阜・大垣

1923年創業の川崎文具店は、250種類以上のインクが壁面に美しく並び、すべて試し書きできる。5代目店主の川崎絋嗣さんは2019年5月に“ひとりインクメーカー” の「インクバロン」を立ち上げ、オリジナルインクやオーダーメイドの調色サービスをスタートした。魅惑のコンテンツが詰まった街の文具店には、全国からインク愛好家が集まっている。

入口には事務用品や川崎さんが選んだこだわりの文具も。街の文具店であり続けることも大切にしている

【DATA】
岐阜県大垣市桐ヶ崎町64
TEL 0584-78-4223
営業時間 9:00~19:00※17時閉店の場合あり
定休日 月曜・火曜ほか不定休

22.四葉商会 静岡店|静岡・静岡市

静岡では「文具の四葉」として地元に愛されている。お店の名前がなぜ「四葉」なのか聞いてみた。「この店はクローバー畑なんですよ。自分に最適な文具が見つかったらそれがお客様にとっての四葉のクローバー。幸せを探しにこの店に来てください、の思いを込めて!(取締役の佐藤実智子さん)」。万年筆インクは充実しているが、人気はオリジナルの「四葉」の4色だ。販売しているインクの多くはスタッフ総出でサンプルを作り、それを見てリアルな色で選ぶことができる。インク好きにとっても四葉のクローバーがたくさん咲いている幸せのお店だ。

静岡駅から徒歩で約5分の距離。静岡鉄道の新静岡駅前にある。高級筆記具から事務文具、画材など文具が広いフロアに多彩に揃っている。出張の帰りに途中下車して来る遠方の文具ファンも多い

【DATA】
静岡県静岡市葵区伝馬町2ー3
営業時間 10:00~19:00
定休日 なし
https://www.yotsuba-bungu.jp/

※2022年4月現在の情報です。

※店内、外観は取材当時の写真のため現在と異なる場合があります。

(出典/「趣味の文具箱vol.50~61」)

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趣味の文具箱 編集部
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文房具の魅力を伝える季刊誌

「趣味の文具箱」は手で書くことの楽しさ、書く道具としての文房具の魅力を発信している季刊雑誌。年に4回(3・6・9・12月)発刊。万年筆、手帳、インク、ガラスペンなど、文具好きの文具愛を満たす特集を毎号お届けしています。
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