望月英明さんのイチ押しスタイル。
全体的なボリュームを抑えたシンプルなウェットバック。サイド、バックの刈り上げは短めのハイフェードで、右側にパートを作り、長めに残したトップをコームで後ろに流している。タイトなフォルムだが、左右で表情の異なるパートスタイルは、艶感の強い柔らかめのジェルを使用してセットしている。
指名が絶えない望月さんのライフスタイルの一部を拝見!
バーバーやサロンなどで、自分に似合う髪型を提案してくれるトップスタイリストたち。望月氏もヘアメイクを経てサロンをオープンし、さらにはバイク誌のカメラマンとしても活躍するなど、単なるスタイリストという枠を飛び越えたいくつもの顔を持っている。多様性が広がる今だからこそ日々を謳歌するそのライフスタイルが注目されている。
20年来の相棒1962年式FL。
約20年前に手に入れ、姿を何度も変えながら東京を走り続ける1962年式FL。当時は不人気だった純正より大柄なSan teeフレームのシルエットを活かしたフリスコチョッパーに仕上げられている。
パンヘッドのグライドフォークを6インチエクステンド。ネックを寝かさずにフレームごとカチ上げている。ハンドルはライザーにドラッグバーをセットしたフリスコの定番スタイル。
耐久性を重視して排気量1200ccのストックスペックでO/Hされたパンヘッド。 ロッカーカバーの上に空いたクリアランスは純正に比べてサイズが大きいSant eeフレームの特徴。
フレームから大きく横に張り出したオイルタンクは純正のポリスタイプを使用。 チョッパーの王道を外したパーツチョイスが所々に見られるのもこのマシンの面白いところだ。
ステップ位置を高めにセットすることでライディング時の膝の角度にもこだわったという。やや猫背になってロングフォークのバイクを操るフリスコらしいポジションだ。
仕事にも繋がった多趣味の愛用品。
昨今一眼レフやミラーレスカメラは目まぐるしいほどのスピードで進化しているが、望月氏が現在も愛用するのは10年以上前に発売されたRICOHのコンパクトデジタル、“GX 100”。このカメラと共に走り回り、東京のバイク乗りを撮り続けているのだ。
編集長と親交が深いことから、望月氏が日本のバイクのカメラマンを務めるイギリス発のチョッパー誌『Greasy Kulture Magazine』。ストリートで築き上げた人脈を駆使してコアな東京のバイク乗りを世界に発信している。
バスフィッシングも望月氏の趣味の一つ。メインのトップウォーターではSHIMANOのロッドとAbu Garciaのベイトリールを使用。
バイクに乗る時の秋冬のアウターはほぼバブアを着用。サイズや色違いで6着所有するほどの愛用品で、軽い雨なら防げるので重宝しているのだとか。
Sunteeで販売するオリジナルTee。手前の“PISS ON DISCO”はアメリカのバイカーが都会的な遊びを揶揄したスラングだとか。
【DATA】
東京目黒区駒場1-5-10
TEL03-6804-9227
完全予約制
休み/不定休
http://suntee.jp
(出典/「ヘアスタイリストファイル」)
Photo by Seiji Sawada 澤田聖司 Text byYuta Kinpara 金原悠太
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