ネイティブアメリカンの世界をモダンに演出した空間。Larry Smith(東京・目黒)

  • 2021.11.01  2018.06.14

日本を代表するシルバースミスのひとりであるLARRY SMITHの林田氏。そのフラッグシップショップは、あえてファッションエリアから距離を置いた五本木にある。外観はネイティブアメリカンたちが交易所として使っていたトレーディングポストのような佇まい。ただ旧き良き時代を彷彿させるのではなく、ネイティブアメリカンの注目アーティストであるジェイク・フラグアのモダンなアートワークを足す感覚が素晴らしい。中は古材を基調とした落ち着いた空間。そこにバランスよくコレクションがディスプレイされ、中には不定的でリリースされるワンオフのスペシャル品も置かれている。
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外観の窓にアートワークを施したのは、ジェメスプエブロ出身のアーティストであるジェイク・フラグア。トラディショナルとモダンを融合した独特の世界観が、LARRY SMITHの大きな魅力のひとつである。
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アンティークの什器は、もともと洋品店でシャツなどをディスプレイするために小分けされていたもの。それにシルバージュエリーを入れるのが、林田氏の感度の高さ。
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ネイティブアート界で注目を浴びているイシ・グリンスキーに絵柄を依頼したプリントレザーのシリーズ。ヌメ革なので、エイジングも楽しめる。
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使っている棚はアンティークもあれば、古材を使ったオリジナルのものまで絶妙にミックスされている。ベルトのディスプレイもセンスがいい。
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シルバーと並んで人気を集めているレザープロダクツ。オリジナルで制作したローレンスレザーが評判だ。コンチョなどでカスタマイズも可能である。
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トレーディングポストをイメージしているので、通常のカウンターよりも高さを上げているのが特徴。後ろにはネイティブアメリカンたちの貴重な資料などが置かれている。カウンターの横にあるアートワークもジェイク・フラグアによるもの。
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フェザーは革紐でシンプルに着用することを提案している。
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こぶりなトライアングルのリングは、3連で重ね付けしてもおもしろい。それぞれスタンプワークが異なるものを組み合せた方が、よりファッションとしても楽しめることだろう。
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1940年代のUSメールバッグをモチーフに、オリジナルのレザーで再構築。このモデルのようにコンチョやサンダーバードなどでカスタマイズできるのも大きなポイントである。
【DATA】
●Larry Smith(ラリースミス)
住所:東京都目黒区五本木2-25-10(2-25-10 Gohongi Meguro-ku, Tokyo)
営業時間:12:00~20:00
定休日:月曜
電話:03-5794-3755
http://larrysmith.jp
※本ジャーナルは、CLUTCH BOOKSより発行している『TOKYO SHOP STYLE』を再編集したものです。
(出典:『CLUTCH web』、写真:Masahiko Watanabe 渡辺昌彦、文:Text by Shuhei Sato 佐藤周平)

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