ネイティブアメリカンの世界をモダンに演出した空間。Larry Smith(東京・目黒)

日本を代表するシルバースミスのひとりであるLARRY SMITHの林田氏。そのフラッグシップショップは、あえてファッションエリアから距離を置いた五本木にある。外観はネイティブアメリカンたちが交易所として使っていたトレーディングポストのような佇まい。ただ旧き良き時代を彷彿させるのではなく、ネイティブアメリカンの注目アーティストであるジェイク・フラグアのモダンなアートワークを足す感覚が素晴らしい。中は古材を基調とした落ち着いた空間。そこにバランスよくコレクションがディスプレイされ、中には不定的でリリースされるワンオフのスペシャル品も置かれている。
1
外観の窓にアートワークを施したのは、ジェメスプエブロ出身のアーティストであるジェイク・フラグア。トラディショナルとモダンを融合した独特の世界観が、LARRY SMITHの大きな魅力のひとつである。
2
アンティークの什器は、もともと洋品店でシャツなどをディスプレイするために小分けされていたもの。それにシルバージュエリーを入れるのが、林田氏の感度の高さ。
3
ネイティブアート界で注目を浴びているイシ・グリンスキーに絵柄を依頼したプリントレザーのシリーズ。ヌメ革なので、エイジングも楽しめる。
4
使っている棚はアンティークもあれば、古材を使ったオリジナルのものまで絶妙にミックスされている。ベルトのディスプレイもセンスがいい。
5
シルバーと並んで人気を集めているレザープロダクツ。オリジナルで制作したローレンスレザーが評判だ。コンチョなどでカスタマイズも可能である。
6
トレーディングポストをイメージしているので、通常のカウンターよりも高さを上げているのが特徴。後ろにはネイティブアメリカンたちの貴重な資料などが置かれている。カウンターの横にあるアートワークもジェイク・フラグアによるもの。
7
フェザーは革紐でシンプルに着用することを提案している。
8
こぶりなトライアングルのリングは、3連で重ね付けしてもおもしろい。それぞれスタンプワークが異なるものを組み合せた方が、よりファッションとしても楽しめることだろう。
9
1940年代のUSメールバッグをモチーフに、オリジナルのレザーで再構築。このモデルのようにコンチョやサンダーバードなどでカスタマイズできるのも大きなポイントである。
【DATA】
●Larry Smith(ラリースミス)
住所:東京都目黒区五本木2-25-10(2-25-10 Gohongi Meguro-ku, Tokyo)
営業時間:12:00~20:00
定休日:月曜
電話:03-5794-3755
http://larrysmith.jp
※本ジャーナルは、CLUTCH BOOKSより発行している『TOKYO SHOP STYLE』を再編集したものです。
(出典:『CLUTCH web』、写真:Masahiko Watanabe 渡辺昌彦、文:Text by Shuhei Sato 佐藤周平)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

“ユニオンスラック”って知ってる? アメカジにもトラッドにもバチっと決まる、万能パンツシリーズを全部見せ

  • 2026.03.16

“ユニオンスラック”は、「トラディショナル ウェザーウェア」を代表するベストセラーパンツシリーズ。シルエットのバリエーションが豊富でそのどれもが美しく、ベーシック。ワードローブにあるアメカジ服もトラッド服も、クリーンにまとめ上げる名作だ。 太シルエットをほどよく楽しむセミワイドな大人気モデル|ユニオ...

着回し難民は注目! トラッド派の強い味方エドウインのデニムセットアップ。

  • 2026.03.16

お金をかけずにファッションを楽しむという“チープシック”において、着回し力の高いプロダクトは必須。アメカジが大盛り上がりを見せている昨今において、デニムのセットアップには注目しておきたいところだ。そんな時、トラッド的なエッセンスが随所に感じられるエドウインのプロダクトは、我々の強い味方となる。 甘く...

エディー・バウアー吉祥寺 1周年イベント完全レポート! 来店したアツいファンの着こなしにも注目

  • 2026.03.17

2025年12月13日(土)〜21日(日)の期間で開催されたエディー・バウアー吉祥寺店の1周年イベント「Archives Meets New」は、大盛況のうちに幕を閉じた。期間中は多くのエディー・バウアーラバーが来店。熱気に包まれた会場風景とそこで出会ったファンたちをスナップで紹介する。 過去と現在...

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...

Pick Up おすすめ記事

エディー・バウアー吉祥寺 1周年イベント完全レポート! 来店したアツいファンの着こなしにも注目

  • 2026.03.17

2025年12月13日(土)〜21日(日)の期間で開催されたエディー・バウアー吉祥寺店の1周年イベント「Archives Meets New」は、大盛況のうちに幕を閉じた。期間中は多くのエディー・バウアーラバーが来店。熱気に包まれた会場風景とそこで出会ったファンたちをスナップで紹介する。 過去と現在...

奈良の名セレクトショップ「アンボイ」代表がおすすめする『ファインクリーク』のレザージャケット4選

  • 2026.03.06

奈良県にある名セレクトショップ、アンボイ。今回はその代表である今西さんに登場していただいた。ファインクリークのレザーウエアを扱い、シンプルながら奥深い着こなしを提案する今西さんのセンスは、多くのレザーファンに支持され、奈良以外の関西近県からも大勢のお客がアンボイに足を運ぶ。今西さんのファッション哲学...

“ユニオンスラック”って知ってる? アメカジにもトラッドにもバチっと決まる、万能パンツシリーズを全部見せ

  • 2026.03.16

“ユニオンスラック”は、「トラディショナル ウェザーウェア」を代表するベストセラーパンツシリーズ。シルエットのバリエーションが豊富でそのどれもが美しく、ベーシック。ワードローブにあるアメカジ服もトラッド服も、クリーンにまとめ上げる名作だ。 太シルエットをほどよく楽しむセミワイドな大人気モデル|ユニオ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...