バーバーと帽子店共催のイベント「HATS AND A HAIRCUT」に潜入 【フォトグラファーMaikoのLAガイド#29】

  • 2021.11.01  2016.12.08

ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップをMaikoの目線から切り取って紹介する。

本物のクラシックバーバーで一夜限りの’40年代を。「HATS AND A HAIRCUT

今回は10月に開催されたイベント「HATS AND A HAIRCUT」の様子をリポート。同イベントは、バーバーでドリンクやフード、ジャズライブを楽しみながら、カスタムハットのオーダーまでできるというもの。
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ハリウッドの老舗バーバーショップSweeney Todd’s Barber ShopのSween(写真左)と、CLUTCH BOOKS『ハットクラフトマン』の38-47ページでも紹介した、WELLEMA HATのCody(同右)が共同で開催。
Sweeney Todd’sは1947年から続く老舗のバーバーショップで、Sweenは2007年からそこのオーナーを務める3代目だ。元々、CodyがSweeney Todd’sに客として通っていたことから2人は親交を深めるようになり、お互いの店をもっと多くの人々に知ってもらおうと今回のイベントを企画したのだ。
イベントは午後7時にスタート。’40年代から’50年代のファッションに身を包んだ人々が、続々とバーバーに訪れた。

会場でスナップしたファッショニスタたち

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本誌の『CLUTCH Magazine vol.52』と本連載の「フォトグラファーMaikoのLAガイド#27」でも紹介したMonsivais & Co.のダミアン(写真右)。
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Cody(写真左)と妻のShelby。
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ジャズバンドの生演奏に合わせ、飲んだり踊ったり……

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イベントを盛り上げるのは、ギター、ベース、ビブラフォンのトリオで活動するジャズバンドTHE CLOSE SHAVE TRIO。旧きよきアメリカを残すバーバーで、1940年の「till tom special」など多くの名曲が演奏される。会場はまるで’40年代にタイムスリップしたかのようだ。
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アルコールを片手に、演奏に合わせて踊ったり、談笑したりと、イベントに訪れた人は各々に楽しんでいた。
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イベントの中盤には抽選会が行われ、景品としてハットピンやTシャツなどがプレゼントされた。
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同イベントでハットのカスタムオーダーをすると、75ドル割引されるというサービスも実施していた。頭のサイズを測っている人の姿も見受けられた。ちなみに、秋の間は店内にハットが置かれ、オーダーも受け付けている。

「ヴィンテージ」なアイスクリームの販売も

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バーバーの外には、C.K.Farnsworthsという自動車型のアイスクリームショップが出店。同ショップは、ロングビーチに係留しているクイーンメリー号の中でソーダファウンテンを振る舞うなど、あらゆる場所やイベントに出向いてヴィンテージスタイルのアイスクリームを販売している。
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Maikoがチョイスしたのは、パンプキン味のクッキーサンドのアイスクリーム。甘さは控えめで、シナモンがかなり効いている。普段口にしているものに比べると少し水分が少なくぱさぱさした印象だが、味がしつこくなくておいしい。

1947年から変わらないクラシックな内装

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店内のインテリアやチェアは開店当時から変わらない。近年の流行で、「つくられた」クラシックスタイルのバーバーが多い中、Sweeney Todd’sは1947年からこの姿をした、本物のクラシックバーバーなのだ。
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●HATS AND A HAIRCUT
2016年10月8日(日)7PM‐10PM
Sweeney Todd’s Barber Shop
4639 Hollywood Blvd, Los Angeles, CA
●フォトグラファープロフィール
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com

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