ベルリンで出会った最新注目プロダクツ#1

去る6月28・29・30日にドイツ・ベルリンで開催されたファッショントレードショー「SELVEDGE RUN」。このショーには、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界各地からクラフトマンシップあふれる良質なヘリテージブランドが集まる。会場はビールの醸造所として19世紀に建てられた旧い建物で、雰囲気も抜群だ。
1-1200
特にヨーロッパ勢は日本にまだ紹介されていないブランドが多く、まさに新しい出会いの宝庫。そんなSELVEDGE RUNで出会ったグッドブランド、グッドプロダクツを2回に分けて紹介する。

【1】SHOEPASSION

ベルリンに拠点を置くレザーシューズブランド。内羽根式のフォーマルなドレスシューズから、遊び心のあるコンビシューズやエキゾチックレザーを用いたシューズなど幅広いラインナップが魅力。とはいえ品質に妥協はなく、グッドイヤーウェルト製法を用い、スペインやイタリアの工場で生産している。なかでも目を惹いたのがこちら!
2-1200
3-1200
一見普通のカジュアルレザーシューズだが、ライナーにラムのファーを使用しているのだ。ブースではブーツバージョンの断面図を展示。見るからに温かそうな構造だ。
4-1200
ベルリンの冬は寒い。だがエレガントな足元はキープしたい。そんな悩みを解決する優れモノである。
www.shoepassion.com

【2】A.B.C.L. JAPAN

日本製の上質な生地をイタリアの縫製技術で仕立てるクロージングブランド。伝統・定番・モダンの融合を目指している。そんな彼らのモノ作りの真髄は、メンズウエアの基本アイテムであるシャツにしっかりと表現されている。生地はふわふわと肌触りがよく、シングルニードル仕様のため着た時も快適で、見た目も上品。1枚で着られるデザインも見事である。
5-1200
6-1200
7-1200
http://www.imgrum.net/user/abcl.japan/787291649

【3】S.F.K.

台湾のショップFaith Co.が展開するオリジナルレザープロダクツブランド。レザーの経年変化を存分に楽しめるシンプルなもののほか、ミリタリーやワークなど少しデザイン性をもたせたバッグなども作り、積極的にコレクションを増やしている。
こちらは幅40cm、高さ30cmほどのメッセンジャーバッグで、元々は右のヌメ革の状態。オーナーのKartが2年間使用して、左の色味に変化した。バイクに乗る時に使っていたので通常よりも変化が早かったとのこと。見事な色合いである。
8-1200
http://www.woo-life.com/faith
単に見た目のデザインだけでプロダクツの良し悪しを判断できないのが、ヘリテージブランドの面白いところ。素材は?製法は?デザインソースは何?と聞いていると、1つのブースで30分は優に過ごせてしまう。次回の記事も、SELVEDGE RUNで見つけた興味深いプロダクツやブランドをまだまだ紹介していくのでご期待を。
〇SELVEDGE RUN
http://​www.selvedgerun.com
(Photo & Text by CLUTCH Magazine 編集部)
保存

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...