ユニバーサルオーバーオール

「BORO」という言葉はいつの間にか世界で通用する単語になっている。襤褸と書いて「ぼろ」とか「らんる」と読み、日本古来の藍染めの綿布などに刺し子を用いて補強、補修したものを指すが、布が貴重だった時代が生んだ褪色や継ぎ接ぎに世界の注目が注がれているのだ。
日本の襤褸以外にも「ボロ」が似合う衣類はある。フランスならコットンモールスキンのワークジャケット、アメリカならデニムのカバーオール。そう、カバーオールは数あるアメリカ服の中でも特筆してボロが似合う衣類だと思っている。鉄道作業員や農業従事者によるハードワークなくしては生み出せないエイジングはもはや芸術的だ。
ただ、わたしの普段の生活からそのエイジングは期待できない。だから、これを見た時の衝撃たるや……。そもそもカバーオールで本格的なエイジング加工を施したもの、さらにリメイク加工までしているジャケットはほとんど見かけない。その上、驚愕のコスパ。ユニバーサルオーバーオール社が所有する実存のヴィンテージアーカイブを忠実に再現したもので、同ブランドのアイコニックなドーナツボタンは健在、随所の当て布やミシンによるタタキも、すべてがナチュラル。
買った瞬間からヴィンテージの風格を纏える上に、行き過ぎなダメージでもない塩梅に参りました。
3万9600円(ドリームワークスTEL03-6447-2470)
(出典/「
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