「SUN/kakke」デザイナー・尾崎雄飛さん|1980年生まれ。愛知県出身。大手セレクトショップのバイヤーやブランドのディレクターを経て、サンカッケーを2012年よりスタート。アメリカのヴィンテージから欧州のドレスまで見識が深い。
フレンチトラッド的な解釈なら、ブラックシャツでも違和感がない
日本だと黒シャツと聞くと、どうしても夜っぽい印象を抱いてしまうが、そのイメージを一新してくれたのが、実力派デザイナーであり、ウェルドレッサーとしても知られる尾崎さんだ。
「ネイビーブレザーを基軸にすると黒シャツは難しいと思います。ただフレンチトラッドだとアイコン的な存在であり、僕の中では黒シャツ=パリなんです。そのアプローチなら違和感なく取り入れられるはず。アナトミカやオールドイングランドといったフレンチトラッドの名店が提案していたように、フランスものだけで固めるのではなく、うまく外来品を差し込むのもポイント。ブラックベースだと堅さが出るので、小物を使って遊びを入れることを意識しています」

【着用アイテム】シャルベのレギュラーカラーシャツ

世界最古のシャツショップとしても知られるフランスの名門。ブラックだとリネンのイメージが強いが、あえてコットンブロードをチョイスした。ベーシックなレギュラーカラーで、ボタンには黒蝶貝を用いるなど、シンプルながらも上質感溢れる。私物
【コーディネイトのポイント】スカーフで遊び心を

ブラックのレザーダブルジャケットに、黒シャツだとハードな印象にもなってしまうため、スカーフを入れ込むことで、フレンチトラッドらしい抜け感を演出。黒とも相性の良いグリーンのシルクスカーフを差し込んだのはさすがである。
(出典/「
Photo/Satoshi Omura Text/Shuhei Sato
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