1.ジョージ・ハリスン ×エリック・クラプトン
クラプトンの参加を知るきっかけは1971年NYマディソンスクエアガーデンでの「バングラデシュ難民救済コンサート」のライブ映像を観たこと。ハリソンとクラプトンの絆が強く感じ取れる。今なら素晴らしいコラボとしてニュースになっていたと思います。(アーカイブ&スタイル/坂田真彦さん)
2.エルレガーデン × ワンオクロック
小学生の時に車でよくかかっていたのがELLEGARDENで、いつの間にか毎日聴くように。時を経た10年ぶりの復活、しかもワンオクとの対バンに大興奮。奇跡的に当選し、猛暑日にグッズ販売に5時間並んだのも良い思い出です。ライブは言わずもがな最高でした。(ユーソニアングッズストア/高橋康平さん)
3.忌野清志郎 × 坂本龍一
6歳上の兄がRCサクセションの大ファンで、家では毎日大音量で曲が流れていました。その声がCMで耳に入り、曲と歌詞がカッコよかった。全てを串刺しにして突き抜ける格好良さは、D.C.ホワイトのモノづくりで心がけている突き抜け感に通じるところだと思います。(D.C.ホワイト/石原協さん)
4.ストリートファイター × 木梨憲武
幼少期からとんねるずが好きでした。TVの企画で木梨さんが描いたキャラクターがゲームの中にいるということが面白かったです。カプコンとマーベルコラボよりも「ノリマロ」の方が当時の小学生の僕には印象が強かったです。もちろんゲームも両親におねだりしました。(ユナイトナイン/大桃祥弘さん)
5.宮本浩次 × 横山健
10代の頃から聴いていたバンドのフロントマン同士のコラボ。映画『宮本から君へ』の楽曲ということで更に高まりました。映画も最高です。何歳になってもピュアに音楽に取り組むふたりのように、僕もいつまでもピュアにファッションへ向き合わなければと思わせてくれます。(メイデンズショップ/牧野真也さん)
7.イーケージャパン × 二俣公一
二俣さんのデザインの素晴らしい点は、機能的なプロダクトを作ればおのずとデザインが宿るという概念。この真空管アンプは、二俣さんデザインによりMOMAに寄贈された事も相まって唯一無二のプロダクトだと感じます。購入後は、松濤店舗のVIPルームに鎮座させています。(江口時計店/江口大介さん)
8.ラングラー × ピーターマックス
ウエスタンを根底に持つ「ラングラー」とヒッピーの代表「ピーターマックス」の1970年代のコラボ。アートを着ているかのようなサイケデリックなデザインは異彩を放っています。長年ヴィンテージを収集していますが、未だ手に入れていないので執着もあるのかもしれません。(GMT/ミウラシュランさん)
エディー・バウアー × フォード・ブロンコ
アメリカに住んでいた80年代後半に近所の「エディー・バウアー」のカタログを見て素直にカッコいいなと。日本に戻ってから、車を買おうと向かったディーラーで取り扱いがあったのですが、グリーンとベージュの2トーンは届くのに数ヵ月かかるようで断念。いまも時々後悔しています(セプティズ/玉木朗さん)
吉川晃司 × 布袋寅泰
東日本大震災後の復興ライブでの、21年ぶりの復活には心を打たれました。「BE MY BABY」のイントロで登場し、立ち姿だけで観客を沸かせる姿は圧巻です。能登半島地震の復興ライブでもステージに立ち、被災者を元気づける姿勢は本当に格好いいですよね。(フリーランスセールス・PR / 柳雅幸さん)
ティファニー × パテック フィリップ
ある日生産中止になると聞いて急に新品が欲しくなり、5番街の「ティファニー」へ行くが無かった。在庫を調べて最後の1本を取り寄せましたが自分の欲しい文字盤の色ではなかった。悩んだ結果、結局買わず。買わなかったからこそ、買わなかったことを後悔しています。(ポストオーバーオールズ/大淵毅さん)
YOSHIKI × 小室哲哉
軍オタであった私がV2を冠したこのユニットに注目しないなんてありえなかった。すべてが圧倒的で新鮮だったYOSHIKIと、音楽性が新しくてかっこいい小室。ふたりの天才がタッグを組んだことに意味がある。音楽の未来を託された2人による神コラボといって過言ではない。(八木通商/大畑広志さん)
坂本龍一 × ダウンタウン
大好きだったイーストコーストヒップホップカルチャー全盛期の音楽と、一番好きだったお笑い芸人の漫才がひとつとなった異色だけど好きが重なった真に神コラボ。“KICK &LOUD”のPVは今見ても新鮮で、笑っちゃうけど格好良い楽曲とビジュアルの違和感が最高。(オーセンジャパン/前村拓実さん)
ハーゲンダッツ × ピエール・エルメ
大好きなもの同士のコラボです。日本未発売のため未だ食した事はありませんが、フランスの「ピエールエルメ」とアメリカの「ハーゲンダッツ」は、ファッションの話題でよく耳にする国であり、運営する「アーチ」と「アナトミカ」のスタイルの根源となっている国同士でより惹かれました笑 (アーチ/原祐輔さん)
ミスタードーナツ × ピエール・エルメ
低価格で皆に愛される定番スイーツブランドとコラボするパティスリー界レジェンドの懐の深さに感動しました。「本物」をたくさんの人々に広めるというコラボ本来の意図と、「ピエールエルメ」のマス層に向けたメッセージを強く感じた良い例だったように思います。(アーケオス倶楽部/高桑大樹さん)
奥田民生 × 吉川晃司
同じ広島生まれで同い年、別方向に尖りまくっていたふたりの、還暦でのコラボにしみじみ。ふたりの生み出した音楽は、多感な思春期や青春時代に必ず耳の傍にいました。同じステージに立つ姿は、相変わらずカッコよくてまぶし過ぎて感動。自分も良い年の取り方をしたい!(ビームス/増子雄一郎さん)
(出典/2nd 2025年11月号 Vol.214」)
Illustration/T.Eimoto 栄元太郎