綿から“デザイン”することで生まれる唯一無二の表情
NONDYEDのプロダクトができるまで
モノづくりに徹底的にこだわる「ライディングハイ」。アップサイクル50%の綿を使用する「NONDYED」のプロダクトはどのようにして生まれるのか。その工程を追った。
1.裁断で捨ててしまうコットンの端切れをカットしたもの。ここから綿作りは始まる。
2.コットンの端切れを反毛機に投入。
3.端切れを分解し、綿に戻していく。
4.綿に戻したものを板状に整えて取り出す。
5.トルコ産のオーガニックコットンと混ぜていく工程。アップサイクル綿50%、オーガニックコットン50%の混率で混ぜ合わされる。
6.混ぜ合わせた後の綿。こちらは「NONDYED」の目玉ともいえる青みがかった杢、“ブルー杢”の綿である。
7.線状のコットンをスライバー(紐状)にする作業。
8.繊維をほぐした後の杢のスライバーに仕上がった状態。
9.綿を糸に変えるためにスライバーを引き伸ばし、太さのムラをなくしていく。
10.精紡機を用いてさらに引き延ばし、捻りをかけてボビンに巻き取っていく。
11.ボビンに巻き取られた糸。最後にこの糸から細かいゴミや糸ムラを除去してまとめる。
12.こうして作られたのが「NONDYED」のために作られたオリジナルの糸というわけだ。
【おすすめアイテム①】スウェットシャツ
「ライディングハイ」の代表・薄さんが紡績工場と手を組み作り上げた“ブルー杢”のスウェットシャツ。廃棄されるコットン生地の端切れを反毛(クズ生地を特殊な方法で綿に戻す作業)したコットン50%とトルコのオーガニックコットン50%を混ぜて新たに綿から作り、無染色で青みのある杢に仕上げた世界でも例をみない生地を採用している。2026年1月発売予定。2万2000円
【おすすめアイテム②】半袖Tシャツ
同じくアップサイクル50%の綿から製作した半袖Tシャツ。ブルー杢のほか、キバタ(コットン本来のナチュラルカラー)、ホワイト(不純物を取り除いて漂白)の2色もラインナップ。9900円
【おすすめアイテム③】長袖Tシャツ
長袖Tシャツも展開。キバタとホワイトの2色展開。1万4300円
【問い合わせ】
ライディングハイ
TEL03-5773-1733
https://www.riding-high.com/
(出典/「2nd 2025年12月号 Vol.215」)
Photo/Makoto Tanaka Text/Kihiro Minami
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