ボックス型のスクエアカットといえば? 探していた理想のシャツに出会っちゃいました

2nd編集部が気になるアイテムを紹介する連載企画。今回は「春に着るコート類が好きなんだけど、最近の春っていつ始まっていつ終わったのか曖昧。多少暑くても意地で羽織るけど、スプリングコートって言葉は死語になりつつあるよなー」と語る編集・おすぎ村がお届け。

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クラシカ

真剣に購入を考えていたタイミングで、出会っちゃいました。包み隠さずにいうと「シャルべのシャツ」です。夏にオーバーサイズをタックアウトして着用したくて「リネンだったら最高だなー」とか「シングルカフがいいなー」などと考えていたんですが、レディメイドのラインナップの中から選ぶか、あるいはオーダーか。ただ、そもそもオーダーだと夏には間に合いそうにないし、オーバーサイズのフィッティングでオーダーするってのも変だよねと。もちろん、世界最古のシャツメーカーですし、価格だってかなりの高額なので、古着で丹念に探すことも含めて迷っていたんです。

そんな矢先に出会っちゃいました! もう私の探し求めていた仕様、ディテールがてんこ盛りです。基本的にはフランス製シャツと英国製シャツのいいとこ取りの仕様で、素材はリネン。カフもセミダブルみたいなニュアンスで、白シャツにも関わらず1枚で主役級の存在感です。「KLASICA」は2ndが創刊したばかりの頃にお世話になった思い入れのあるブランドで、ブランドのデビューと2ndの創刊が近かったこと、ヴィンテージへのリスペクトやモードやアートとのミックス具合が好みで、勝手に親近感と憧れを感じていたんですよね。そして、このプロダクションを実現したARCHの別注センスにただただ脱帽です。4万9500円(アーチ南青山 TEL03-6434-1203)

(出典/「2nd 2025年7月号 Vol.213」)

この記事を書いた人
おすぎ村
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おすぎ村

ブランドディレクター

『2nd』のECサイト「CLUB-2nd」にて商品企画・開発を担当。貴重なヴィンテージをサンプリングした人気ブランドへの別注などを世に送り出している。2nd、Lightningの元編集長にして現在は2ndのブランドディレクター
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