ハトメはブラス仕上げやアルミが使用されているものが多い。
アノラックなどには防寒性を高めるためフード口を絞るドローコードが付属するが、ホール部分にブラスやアルミ製のハトメが使用されるものが多い。「チャンピオン」の看板アイテム[リバースウィーブ]のパーカの特徴でもあるフード口の大きなハトメ使いを考えるとブランドらしい仕様にも思えるのは気のせいだろうか。


用途によるディテールの違いも要注目。
左は胸上と袖部分がイエローになっているため目を引くのに加え、ネイビーとの切り替え部分にリフレクターテープが施される。右は背中にある三角リフレクターに加え、胸上を囲うように三角形状にリフレクターテープが施される。どちらも周囲の光を反射して自分の存在を主張できるので、自転車やジョギング向けだと推測。


ファスナーも年代判別のポイント。


上は「YKK」の大きなアルミジッパーで’80sのライダースジャケットなどにも使用されているものと同じ。下はロケット型の引き手となる「TALON」のファスナーで’70sから’90sに軽めのジャケットに使用された。
プリントや刺繍も確認必須。
アスレチックウエアなので学校やチームで揃えたものが多く、その証がプリントや刺繍などで入る。スウェットやTシャツのプリントで人気のあるカプセル入り3段プリントもナイロンジャケットならお手頃価格。

RNナンバーも要チェック!
タグに表記されているRNナンバーとは、そのアイテムを製造している会社がどこなのかを示す番号だ。今回紹介している「チャンピオン」のタグにも同様にRNナンバーが記載されており、番号は「2609
4」。「RN Database」にて検索して調べると「ヘインズブランズ」登録番号ということがわかる。

(出典/「Lightning 2025年6月号」)
Photo/Y.Amino 網野貴香 Styling&Text/M.Harada 原田学 Text/Y.Namatame 生田目優
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