DCホワイトのウェストポイントブレザー。DCホワイト/石原協さん
「手前味噌ですが、僕が作っているブレザーは裏名品に相応しいと思います」。少し照れくさそうに話す石原さん。だが、1番このブレザーを愛しているのは間違いなく彼だろう。「ブレザーは買った時が最上な気がするんですよね。それがずっと引っかかっていて、経年変化して格好いいブレザーが作りたいなと思って作ったのがこのジャケットなんです。
納得のいく生地を作るために様々な染色方法で試行錯誤しましたね。自分で言うのもなんですが、いいジャケットができました」。5万5000円(ステイオアゴーデスク TEL03-6447-5095)
写真上/ドレス業界で研鑽を積んだ石原さんはトルソーへ着せるのが上手い。このシャツの感じキマってます! 写真中/細部のシワにまでこだわる、勉強になります。写真下/石原さんが普段使っているバッグは大阪の〈バッグンナウン〉。
バーンストーマー × エクスプローラーの チノトラウザーズ。エクスプローラー/鈴木誠治さん
名古屋の優良店「エクスプローラー」で、別注企画を担当している鈴木さんが、渾身の別注作を紹介してくれた。「老舗の某アメトラブランド製チノパンをずっと愛用していたんですが、ボロボロになっちゃって。
もう国内では手に入らないモデルなので、自分で作っちゃいました。ヒップとモモにゆとりを出してるんですが、大抵のパンツは横に広がっていくんですよ。
これは前に膨らむので、穿き込んでもシルエットが綺麗に見える。そこが一番苦労したポイントですね」2万2000円(エクスプローラー TEL052-806-8851)
写真上/モデル名は[バリーチノ]という。写真中/自慢のヒップシルエット。「ドン臭さと上品さの絶妙なバランスを目指しました」とのこと。写真下/ちょうど東京出張中だった鈴木さん。持っていた〈ポートキャンバス〉のバッグもいい感じだ。
トンボ洋傘前原光榮商店の16本骨傘。クロース&クロージング/瀬古洋平さん
たまプラーザ駅から徒歩5分の位置にあるセレクトショップ「クロース&クロージング」のオーナー瀬古さんの裏名品はクラシックな傘。「前職の時に、スーツスタイルにビニール傘は違うなと、トラッドな格好にも合う傘を探していた時に見つけました。
イギリスの傘などもありましたが、長く使い続けることも考え。修理のきく日本の傘にしたんです。汎用性のある黒はどんなスタイルにも合うし、16本骨なので丈夫。ずっと使い続けたいですね」。2万4200円(トンボ洋傘前原光榮商店 浅草三筋町店 TEL03-3863-4617)
写真上/カバーをつけた、シュッとしたシルエットは持っていて様になります。写真中/瀬古さんのアクセサリー使いはいつも感銘を受けます。今回も絶妙なバランスで格好いいです! 写真下/使い込んでいくほどに風合いが増すのは木製ならでは。
(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)
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