コーディネイトで見る、GOLDEN BEAR(ゴールデンベア)の新作は英国の精神も感じるトラッドな秀作ぞろい。

「ゴルフの帝王」と呼ばれたプロゴルファー、ジャック・ニクラウス。彼の愛称を冠した〈ゴールデンベア〉は、アメリカンカジュアルを得意とするブランド。今季は英国の精神も宿したトラッドな秀作が揃う。そんな期待の新作をコーディネイトとともに紹介する。

アメリカンカジュアルを得意とするブランドのトラッドなアプローチをスタイリングを軸に読み解く。

今季の英国ムードを象徴するアーガイル柄を配したニットは、贅沢な8色使いが目を惹く。インナーには、ホワイトのカットソーをラフに合わせて、ニットのカラフルさを強調したい。あくまで主役はアーガイルニット。それが英国ジェンツ流。ニット1万890円、Tシャツ3190円、パンツ7590円/すべてゴールデンベア。

シャツ感覚で羽織りたい5.5オンスの軽やかなデニムジャケットのインナーには、洒落感をグンと高めるフェアアイルベストを。カメラバッグを背負って歩けば、いつも以上にトラッドな休日が待っている。ストレッチ性の高いパンツも快適。デニムジャケット1万3200円、フェアアイルベスト1万890円、バンドカラーシャツ7590円、パンツ7590円、バッグ9790円/すべてゴールデンベア、その他スタッフ私物。

フェアアイルベストは、決して奇をてらわない落ち着いたカラーチョイスに安心感を覚える。

ゴールデンベアを象徴する金の熊がセンターに配されたキャップ。

紺ブレの代わりに羽織りたいネイビーカラーのスタジアムジャンパーは、ジャージ素材ながら布帛のようなハリや光沢によって大人の品を醸し出す。発色のいいオレンジのクルーネックニットや、フェアアイル柄のマフラーも上手くまとめ上げる。ストレッチの効いたパンツは、秋冬の定番であるコーデュロイ生地を使用。スタジアムジャンパー1万5400円、ニット1万890円、コーデュロイパンツ9790円、マフラー6490円/すべてゴールデンベア、その他スタッフ私物。

スタジアムジャンパーには左腕にブランドロゴがあしらわれる。1万5400円。

サステナブルな再生ダウンを使用したダウンベスト、ゆったりとしたシルエットに仕上げたラガーシャツなど、クラシックアウトドアをモダンに解釈したスタイル。ラガーシャツ+ダンガリーシャツで、襟を重ねて着こなすのが上級のテクニック。ダウンベスト1万3200円、ラガーシャツ9790円、ダンガリーシャツ9790円、イージーパンツ9790円、キャップ4290円/すべてゴールデンベア。

【DATA】
ゴールデンベア(コスギお客様相談室)
TEL0120-298-454
https://goldenbearstore.jp/

(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...