イチから育てたい優良デニム9選【フレア編】

どんなデニムが僕らのワードローブに入るべきか。好みのテイストはそれぞれあるけれど、我々が愛する「トラッド」という大きなテーマに沿って厳選し、シルエットやデザインごとに5つのカテゴリに分類した。レギュラーストレート、ワイドフィット、トラウザーズ、フレア、ミリタリー……その中で今回は「フレア」を取り上げる。70年代に勃興したフラワームーブメントによって、広く認知されたフレアシルエット。「リーバイス」が久しぶりに[517]を復活させることもあって、高まる機運に新たなトラッドスタイルの可能性を感じる。※着用モデル/188センチ、73キロ ※レングスは丈感に合わせて調整している場合があります

1.BURGUS PLUS|ジップフライオリジナルブーツカット

着用サイズ表記/34

ギザやスーピマと並ぶ高級素材「フージャン綿」を使用した生地に、「海軍紺」と呼ばれる特濃のインディゴを使用。オレンジステッチやレザーパッチ、銅リベットなどアメカジの王道を追求。1万5950円(ヒノヤ本店TEL03-3831-9822)

2.H BEAUTY&YOUTH|クラッキー デニム バギー 5ポケット パンツ

着用サイズ表記/L

バギージーンズを膝から裾にかけてフレアさせた独特のシルエットが特徴。ステッチとレザーパッチを濃色で統一し、ワークな雰囲気を軽減した。15ozデニムを使用した5ポケット型。3万3000円(エイチ ビューティー&ユースTEL03-6438-5230)

3.A.P.C.|AARON ジーンズ

着用サイズ表記/30

キャラメル色のステッチや張りのあるストレッチデニムの素材感、クリーンなシルバーボタンが、フレンチシックの定番ブランドらしい上品な雰囲気を感じさせる。フロントはボタンフライ。3万6300円(アー・ペー・セー カスタマーサービスTEL0120-500-990)

4.YOUNG&OLSEN|70’S ヒップ ジーンズ

着用サイズ表記/30

カットオフのデザインと、80年代製リーバイスに見られる、縦落ちが目立ちづらい生地感がどこか懐かしい雰囲気。白のハラコ素材のパッチと、タロン社製ジッパーフライを採用。2万4200円(三角形 https://youngandolsen.com

5.KHONOROGICA|オーガニックコットンデニムシューカットパンツ

着用サイズ表記/3

岡山県産の12オンスデニム生地は、オーガニックコットンを使用し、しなやかで肌触りの良い素材感。同系色のステッチやスラッシュポケットが、5ポケット型には無いすっきりとした印象。3万800円(ヘムト PR TEL03-6721-0882)

6.marka|オーガニックコットン12ozデニム シューズカットジーンズ

着用サイズ表記/2

オールシーズン着用可能な程よく肉厚な生地は、太番手の糸を使用し、ワークウエア本来の強度を確保。中太シルエットから微フレアさせた「シューカット」は、合わせるシューズを選ばない。2万6400円(パーキングTEL03-6412-8217)

7.PORT BY ARK|デニム バギー トラウザーズ

着用サイズ表記/2

旧式力織機でゆっくりと織られた12オンス生地が柔らかな穿き心地を実現。スラッシュポケットやセンタークリースなど、ドレスのディテールとバギー×フレアシルエットをミックスした。2万3650円(アークネッツTEL028-634-1212)

8.KAPTAIN SUNSHINE|スケート シューカット デニムパンツ

着用サイズ表記/34

強度の高いサンフォーキン綿を、ナチュラルネップを混ぜながらピュア・インディゴで染め上げた13.5オンスセルビッジデニムを使用。レザーパッチはウエストの内側に配置した。3万4100円(キャプテンサンシャインTEL03-6277-2193)

9.Jeanik × SHIPS|セミフレア デニムパンツ

着用サイズ表記/32

名立たるメゾンブランドのデニムを手掛ける「ジーニック」へ別注したデニムは80年代のヴィンテージデニムをベースに作成した一本。体に沿う美シルエットがクリーンな逸品。3万3000円(シップス 銀座店TEL03-3564-5547)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...