軽さや着心地がミリタリーウエアをデイリーに変える「ARMY TWILL」

デザインやディテールの作り込みはもちろんだが、着心地の良さも魅力の「アーミーツイル」。7シーズン目はより自由にモダンミリタリーの高みを目指そうとしている。軽さや着心地がミリタリーウエアをデイリーに変える同ブランドのウエアをご覧あれ。

独自解釈を盛り込んだモダンミリタリーのその先

7シーズン目を迎えたアーミーツイルの服作りは、より自由にモダンミリタリーの高みを目指そうとしている。それは多様な「色」や「素材」使いにも見て取ることができる。ブランド初採用となったカモフラージュ柄のジャケット(下の全身写真)は、マルチカムのような近代カモフラ柄を参考にしつつも、グラデーションで表現することにより格段に柔らかい印象へと進化した。

下の写真の白のシャンブレーシャツにしても、イタリア軍のスモックパーカのような癖のあるデザインと掛け合わせることで、ド直球アメカジから巧みに焦点を外している。このように、本来ミリタリーとは縁遠い「軽さ」や「着心地」を付与することは、服本来の機能・魅力をアップデートすることに近い。

そのような芸当は、ヴィンテージの豊富な知識に加えて、生地や縫製にも造詣が深く、自らパターンを引くことができる、ひとりのデザイナーだからこそ、成せる業だ。デザインやディテールの作り込みはもちろんだが、実は着心地にこそ、このブランドの真価があることを忘れてはいけない。

ジャケット2万4200円、ノーカラーシャツ1万4300円/ともにアーミーツイル(グーニー PR TEL03-6441-2142)、BDシャツ4万1800円/ヘリル、ポロシャツ2万7500円/ウティ(ともににしのやTEL03-6434-0983)、中に着たポケットTシャツ6600円/チャンピオン(チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウTEL03-5962-7600)、ショーツ1万8480円/バーンストーマー(ヘムト PR TEL03-6721-0882)、バケットハット4730円/ドーフマン(メインTEL03-3264-3738)、メガネ3万8500円/パイン(フォレストパイン・デザインラボTEL03-5786-2323)

Nylon OX Hooded Coat

米軍M65フィッシュテールパーカをベースに、仏スモックパーカの4ポケデザインを組み合わせたようなハーフ丈。軽やかな75デニールのナイロンオックス生地が海を感じるプレッピースタイルにもマッチ。2万4200円

Chambray Tape Shirt

1970年代、イタリア軍が採用したスノーパーカを着回しやすいシャツカーディガンにアレンジ。ゆとりのあるシルエットでシャンブレー生地の土臭さを軽減。紐留めがアクセントとしてインナー使いにも効果的。1万4300円

ジャケット1万9800円、プルオーバーシャツ1万2980円、デニムパンツ1万4850円/すべてアーミーツイル(グーニー PR TEL03-6441-2142)、スカーフ1万7600円/パオロ アルビザッティTEL050-5218-3859、シューズ9万4600円/パラブーツ(パラブーツ青山店TEL03-5766-6688)、メガネ3万6300円/パイン(フォレストパイン・デザインラボTEL03-5786-2323)

Camo Print BDU Jacket

グラデーションにすることで、従来のカモフラ柄にはない奥行きや柔らかさを表現したオリジナルプリント。アメリカ軍のBDUジャケットをベースにした、程よいゆとりのサイズ感がワイドパンツとも好相性。1万9800円

10oz Denim Pants

40年代の米海軍デニムパンツを彷彿とさせるポケットデザイン。脇シームのないストンと落ちるワイドシルエットが旬なスタイルを演出する。やや薄手の10ozブラックデニムはこなれ感のあるフェード加工。1万4850円

(出典/「2nd 2024年5月号 Vol.204」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...