トノーケースとは? 30万円以下で、プレッピースタイルに合う時計を探す!

  • 2024.01.03

ヨーロッパやアウトドアなど、スタイルがコロコロ変わる雑食型。「2nd」2023年8月号で特集して以来、プレッピースタイルに夢中。ヴィンテージ時計はIWCを一本所有するパピー高野は、どうやらプレッピースタイルに合うヴィンテージ時計探しに四苦八苦している様子。諦めかけたその時、彼に救いの手が差し伸べたのは「江口洋品店・江口時計店」オーナー・江口大介さん。”年代で合わせる”提案によりセレクトされたプレッピーの自由な精神にも合うという「トノーケース」を見てみよう。

「江口洋品店・江口時計店」オーナー・江口大介さん

トノーケースとは?

フランス語でトノーは、「樽」という意。独特なケースの形状から、この名がついた。70年代に受け入れられ、それまでの常識であった丸や四角の形状とは一線を画すデザイン性の高さが特徴。「カッティングを減らして生産性の向上を図ったんですよ。ベルトも自由度が増しています」と江口さん。

「そもそも樽型の形状は、1930年代ごろにカルティエやヴァシュロンなどの時計にも取り入れられていたデザインではあります。ただ、時計の定番デザインとして浸透したのは、時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタが1962年に発明したトノーケースがきっかけ。

70年代には、どのブランドもこのデザインを採用していたぐらい流行したんです。同時期には、時計業界だけでなく、家電業界など、産業デザインが一気に変化した時代と言えます」

【おすすめ①】ロンジン|70年代的なデザインを堪能できる一本!

今回の3モデルのなかで、もっとも時代感が強く感じられる「ロンジン」。トノーケースのみならず、ブルー×シルバーの個性的な2トーンダイアルや、実用を越えてデザインに寄せた純正メタルブレスは非常にファッション性が高い。60年代以前の時計には見られなかった顔つきと言えるだろう。手巻き。17万8000円

【おすすめ②】オメガ コンステレーション|ゴールドボディでトノーケースが際立つ!

トノーケースは「オメガ」の名作[コンステレーション]においては、Cラインケースと呼ばれ、著名な時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタが手がけた。トノーケースであると同時に、ゴールドのメッキが施されたキャップゴールドケースでもあり、ツイストの効いた優雅さが際立つ。27万8000円

【おすすめ③】オメガ コンステレーション|メタルブレスもレザーブレスもいけちゃう万能ケース

トノーケースの代表的モデル[コンステレーション]は比較的モダンな意匠ながら、クラシカルなダイアルにも馴染む。こちらはヘアライン加工を施したモザイクシルバーダイアルで、さりげない美しさを主張。メタルブレスにもレザーブレスにも合わせられる点が、トノーケースの懐の深さを物語る。18万8000円

【DATA】
江口洋品店・江口時計店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-34-11
TEL 0422-27-2900
営業/11:00~19:00
休み/火曜

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年1月号 Vol.201」)

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