知らずに履いてたらモグリ!? New Balance名作992と993の違いを履き比べ。

今やニューバランスは、アメカジ、ストリート、モードと様々なジャンルで人気のスニーカーブランドだ。どのモデルを買おうか迷っている人も多いのではないだろうか? 僕のベースでもあるアメカジやアメトラを意識したアプローチで、“僕ならこう履く”といったコーデとともに独断と偏見を交えながらご紹介していきたい。是非最後まで、お付き合い頂きたい。本記事では、まずはNew Balanceの名作2品番、992と993をご紹介する。

こちらの両モデルは、ニューバランスの中でも一番人気があると言えるだろう。今や希少価値が高く、買おうか買うまいか迷っている人も多いはずだ。あまり詳しくない人から見たら、似たようなスニーカーではあるが、ファッション通を自負する人なら、その違いはきちんと把握しておきたい。その上でどうやって履きこなすかを考えてほしい。それではオススメのコーディネイトとともに紹介していこう。

スティーブ・ジョブスが愛したNew Balance992。

ざっくり比べてみると992の方が993よりも少しシュッとしている印象。つま先のカッティングやNロゴの大きさなど、ちょっとしたところではあるが、デザインの違いがある。一般的には993の方が人気なイメージもあるが、個人的にはシュータンやヒールのデザイン、カッティングに少し丸みのある992の方が好みだ。わずかながら控えめなデザインの992に対して、993の方が目を引くデザイン。その辺りを大まかなイメージとして選んでみるといい。今回は、2020年に復刻されたグレーを着用。このモデルはスティーブ・ジョブスが愛用していたことでも有名だ。992でグレーということもあり、アメリカっぽい“いなたさ”を残してスタイリングするのが個人的にはクールかなと。

1. “アメトラ”を体現したタイドアップ・スタイル。

オックスフォードのB.D.シャツに、タイを占めて、ボトムはLevi’sの501。シューズは、ぼてっとしたボリュームだし、ジャストサイズの501は太くも細くもない頃のストレート。ロールアップして赤耳を見せる方がくらいがうまくまとまる。

2. ブレザー・スタイルの“ハズし”にも最適。

ボトムスが落ち感のある素材であることに加え、裾幅は23.5㎝とややワイドなので、ワンクッション残して履いてもカッコいいかなと思う。逆に裾幅が細い場合は、ボトムス丈を短めにして合わせた方がバランスはとりやすいだろう。グレーのスニーカーなので、グレーのスラックススタイルの“ハズし”にぴったりなのだ。カッチリとしたスーツスタイルというよりは、992とBBキャップを取り入れた“いなたい”アメトラスタイルをオススメしたい。

隈取のようなつま先が目印のNew Balance993。

2008年~2012年と短い期間で生産が終了していることもあり、かなり価格が高騰している。先ほども触れた通り、ぱっと見は992に近いが、この差を知ることが先決だ。微差ではあるものの、993は992に比べてNロゴが大きく、やや幅が広い印象。つま先が歌舞伎の隈取のように見えるので、そこでモデル名を判別できるはずだ。この993はブラックというカラーリングも相まって、ややストリートにふりながらコーディネイトするのがベターかなと思った。ブラックカラーはシンプルなので確かに何でも合うものの、何にでも合うからこそ意識してコーディネイトしないと、見どころのないスタイリングになってしまうことがあるので、以下のコーディネイトを参考に。

3. 迷彩カーゴを主役にしたストリート・スタイル。

シューズにボリュームがある分、かなりワイドな迷彩カーゴパンツと合わせても負けない存在感。靴のデザインもそれなりにインパクトがあるので、迷彩柄パンツのインパクトを相殺してくれている。キャップやグラス、ネックレス、Tシャツもブラックでまとめてクールな印象を意識。少しクラシックなヒップホップな雰囲気とでも、言いましょうか。

4. モノトーンでまとめたシックなスタイル。

ラングラーのブラックデニムを合わせて、シックなカラーでまとめたスタイリング。こちらは、ラングラー定番のストレートシルエット。ドレッシーな落ち感のあるシャツにカジュアルなデニムを合わせてコントラストを意識している。カラーは、真っ黒の服ばかりではなく、チャコールグレーなどを取り入れるといい。モノトーンと言いつつも、ホワイト&ブラックではなく、グレーをベースに黒と白で補うように全体をグラデーションにすると、白黒のモノトーンよりも玄人感が出る。足元はちょっと短めのハーフクッションくらいの方が大人っぽい。

992と993なら、カラーを念頭に選ぶべし。

今回はスタイリングを中心にご紹介をさせて頂いたが、992や993はクローゼットの中の服をイメージしながら、カラーを意識して選べば失敗がないと思う。いずれもアメトラ~アメカジまで幅広いスタイリングで活躍することは、間違いない。皆さんのニューバランス購入の背中を押すことができたら嬉しく思う。次回は、もう少し違う品番にも触れていくので、そちらもお楽しみに。

この記事を書いた人
黒野 智也
この記事を書いた人

黒野 智也

ブレザー偏愛家

1985年生まれ、神戸出身。J.PRESS&SON'Sの立ち上げから携わり、現在はショップディレクター。コラボや別注などのほか、マーチャンダイズ、生産管理、企画・バイイング、イベント立案、PR、店頭での接客まで担当。趣味のカメラを活用し、自社ブランドのみならず、他ブランドのルック撮影やイメージヴィジュアルにも携わる。アメリカントラディショナルの普及のため、様々な“ブレザー・スタイル”を啓蒙する@blazer_snapも主宰。
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