小物を巧みに操る夏の洒落者たちの足元は、レザーサンダル一択!

  • 2023.08.15

業界人たちは当たり前ではあるが、トレンドだけでなく似合わせ力も半端ない。特に小物に至るまでの絶妙なバランス感覚はぜひ参考にしたい。まずは足元から。彼らの最もスタイリングをドレッシーにまとめやすいグルカサンダルが多勢かと思ったが、意外にもストラップ、ダブルモンク、サボとバラエティ豊かなサンダルが登場。やはり「夏はレザーサンダルばかり履いている」という洒落者が多く見受けられた。

CONTENTS

1.ビルケンシュトック|「ビームス」プレスチーフ・安武俊宏さん

シャツ/ビックマック、パンツ/リーバイス、シューズ/ビルケンシュトック、メガネ/オリバーピープルズ、タイ/アスコット×ボンビュー、肩にかけたスウェット/RTH、時計/ロレックス、左手のバングル/オービルツィニー、右手のバングル/メキシカンヴィンテージ[Used]、ソックス/オーラリー

定番の[ボストン]は、3~4年前にハイエンドラインで展開されていた、コルクがむき出しになっていないタイプ。「タイドアップスタイルに、つま先がむき出しのサンダルは合わない気がするんです。あくまで僕の基準ですが」

2.サブライム バイ ショセ|「フィルソントウキョウストア」サブショップマネージャー・藤井大樹さん

シャツ、帽子、ベルト、バッグ、バッグのハンドルに結んだバンダナ/すべてフィルソン、シューズ/サブライム バイ ショセメガネ/レスカ、時計/グリュエン

コードバンのダブルモンク、革のダブルソール、グッドイヤー製法など、サンダルらしからぬ謳い文句が揃った逸品。「ダークコニャックカラーがショーツスタイルに適度な風格をもたらしてくれます!」

3.ユッタ ニューマン|フリーランスセールス PR・柳 雅幸さん

シャツ/インディビジュアライズドシャツ、Tシャツ/オルテガ、パンツ/ウィリーチャバリア×ディッキーズ、シューズ/ユッタニューマン、キャップ/スーベニア、メガネ/ジャックデュラン、ベルト/ハーディー アンド パーソンズ、バッグ/エル・エル・ビーン

ブラウンと鮮やかなオレンジの配色でトラッドにもカジュアルにも振れるユーティリティな1足。「涼しくて楽なので、夏場は極力、裸足にサンダル。それでも上品にまとまるのはさすがサンダル界のロールスロイスです」

4.エンジニアド ガーメンツ × イージーモック|「ネペンテス」プレス・圓若 創さん

シャツ、Tシャツ、パンツ/すべてエンジニアド ガーメンツ、シューズ/エンジニアド ガーメンツ×イージーモック、キャップ、バッグ/サウスツー ウエストエイト、メガネ/白山眼鏡店、時計/ネペンテスニューヨーク×ナバルウォッチ

アメリカでハンドメイドのモカシンシューズを作るイージーモックにサンダルタイプを別注。クロコダイルの型押しやビットの装飾が高級感を演出。「オーセンティクなものにアレンジを加えるという、エンジニアド ガーメンツらしい一足です」

5.ディーラウンディ|「アイビー&ネイビー」オーナー・小野雅之さん

シャツ/コーディングス、パンツ/オールアメリカンカーキーズ、シューズ/ディーラウンディー、帽子/フェイルスワース、時計/シチズン、バングル/ステュードベイカーメタルズ、ベルト/ハッドンアンドジョーンズ

ストラップの形状が特徴的なアメリカ製のハンドメイドサンダル。「元はブーツを作っていたブランドのウォークオンウォーターというモデルです。アウトドアサンダルと同じソールが使われており、柔らかい履き心地が気に入っています」

6.ビルケンシュトック|「ボンビュー」オーナー・大島拓身さん

シャツ/J.C.ペニー、パンツ/ベルナール ザンス、シューズ/ビルケンシュトック、帽子/マンシングウェア、メガネ/オリバーピープルズ、肩に掛けたスウェット/Vintage、タイ/ジョンコンフォート、ベルト/フェリージ

この日のパンツはベルナールザンスにブラック×オリーブのシアサッカー素材でオーダーしたスラックス。「インターナショナルギャラリービームスの靴下でオリーブを、ビルケンシュトックのボストンでブラックを拾っています」

7.ケネスフィールド|「ビームス プラス 有楽町」ショップマネージャー・鈴木太二さん

ジャケット/ビームス プラス テーラーライン、シャツ、パンツ、タイ/すべてビームス プラス、シューズ/ケネスフィールド、キャップ/オールドソルジャー、メガネ/モスコット、チーフ、リング/ともにNo Brand

ホワイトバックスにブリックソールが軽やかな印象のグルカサンダル。「ジャケットには普通の革靴を合わせるのが一般的ですが、トラッドなマインドが感じられるこのサンダルはジャケットとも好相性」

8.パラブーツ|「トゥモローランド」バイヤー・川辺 圭一郎さん

シャツ/ブリエンヌ パリ、Tシャツ/ヘインズ、パンツ/トゥモローランド ピルグリム、シューズ/パラブーツ、メガネ/レスカ ルナティエ、ネックレス/エルメス、時計/カルティエ、バングル/アダワトゥーン トゥアレグ、ソックス/ブレスチアーニ

ドレッシーな細めのラストが特徴の人気モデル・フェレットにタイダイ柄のソックスをイン。「グルカサンダルとカラーソックスの合わせはよくやります。今回はタイダイのリゾートっぽい要素を加えました」

9.オーベルジュ|「オーベルジュ」デザイナー・小林 学さん

ジャケット、シャツ、シューズ/オーベルジュ、パンツ/オーベルジュ×アーチ、帽子/ユーズド、時計/エルメス、リング/カルティエ、ベルト/ポロ ラルフローレン

オフィサーシャツにM-47を合わせた小林さんは、足下にもミリタリーテイストを投下。「このデザインはフレンチグルカをアレンジしたものです。製品段階でオリーブカラーを手作業にてプラスしているのがポイント!」

10.ロスパーゴ|「シップス」プレス・蒲生 龍之介さん

ポロシャツ/シップス、パンツ/ベルナール ザンス、サンダル/ロスパーゴ、メガネ/カトラー アンド グロス、ネッカチーフ/ロバート キート

クロコの型押しによってややエレガントな印象に。「足が見える面積がちょうど良くて、涼しげかつカチッとした雰囲気が好みです。パンツがグレーで少し重たいのでヌケ感を出すために裸足で着用しています」

11.No Brand|ファッション ライフ コンサルタント・大坪洋介さん

シャツ/オオツボシャツ、Tシャツ/イートウツ、ジーンズ/コールマインギャランティード、シューズ/No Brand、帽子/サシキ、メガネ/メガネロック、時計/ゾディアック、足袋/むさしや

オーダーで作ったインディゴブルーのレザーサンダルにはメダリオンの装飾入り。ソックスには藍染の足袋を選んだ。「最近、江戸の文化に興味があって、この足袋は歌舞伎役者からも注文を受けている歴史ある足袋屋さんのものです」

12.モヒンダーズ|「インディビジュアライズドシャツ ジャパン」ディレクター・早野 海さん

ジャケット/リチャードマッシアントニオ、シャツ/インディビジュアライズドシャツ、パンツ/ビーサイズ、シューズ/モヒンダーズ、メガネ/オリバーゴールドスミス、タイ/Jプレス

インドの伝統的なサンダルから着想を得た手編みのサンダルで、ヌメ革を変色させた独特な風合い。「インド人にとってこのシューズはアメリカ人にとってのモカシンシューズのようなもの。足元に軽さを出したい時に最適です」

13.ダブ テイラー|「Ptアルフレッド」店主・本江浩二さん

シャツ、パンツ、ソックス/すべてPtアルフレッド、ポロシャツ/コンションキネット、シューズ/ダブ テイラー、帽子/ブルーブックスコー、メガネ/オリバーゴールドスミス、スカーフ/ブリュメル、時計/カルティエ、バッグ/フェリージ

ブラウンスウェードのダブルモンクタイプ。ベルトはやや細く、2本の位置もやや離れているのが特徴。「他のブランドが出している定番のモデルに比べて少し大人な印象。ジャケットにも合わせられるのではないかと思ってこの春に購入しました」

14.丸屋履物店|「ファイブワン 銀座本店」店長・泉 敬人さん

ジャケット、パンツ/ともにファイブワン、シャツ/レミニッセンス、シューズ/丸屋履物店、メガネ/ヴィンテージ、チーフ/ドレイクス、ブレスレット/メキシカンジュエリー、バッグ/ボッテガ ヴェネタ

レザーソール、ヘビ革の鼻緒はドラマ『男はつらいよ』の寅さんが着用している雪駄と同じディテール。「背広に雪駄を合わせたいという気分が去年から続いていて。いい物を履けば洋服とも合わせられます」

15.アイランドスリッパ|「ジー・エム・ティー」プレス・ミウラシュランさん

ポロシャツ/エルメス、パンツ/ニート、シューズ/アイランドスリッパ、サングラス/レイバン、時計/カルティエ、バッグ/ブレディ×サンカッケー、ベルト/リッチ アイ

ハワイ生まれのアイランドスリッパを代表するトングサンダル[PT202]。「こちらは今年の新色であるトーブをまとっています。ホワイトデニムと合わせれば、夏らしい爽やかさに加えて上品さも漂わせてくれます」

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年9月号 Vol.198」

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部