Vague Watch Co. は腕時計の歴史を物語る。

“アンティークウォッチの雰囲気を手軽に楽しめる腕時計”をコンセプトに誕生したオリジナル時計ブランド「VAGUE WATCH Co. ( ヴァーグウォッチカンパニー )」。アンティークウォッチディーラーとして30年、時計製作に携わって20年の知見を活かしたデザインは、時計史を彩ってきた名作をオマージュしつつ現代に必要な機能性や耐久性を持たせた他にない一本をクリエイトしている。今回はヴァーグウォッチの人気モデルから腕時計の歴史を簡単に遡ってみたい。身に着ける時計にウンチクがあることは素敵なことだ。

Coussin(クッション)

世界初の防水時計が生まれた黎明期を代表する通称クッションケースと呼ばれるデザインを再現。32mmの小ぶりなサイズで収まりもよく、ヴィンテージスタイルに程よいアクセントを加えてくれる。ベルト選びも楽しみたい。左4万2900円、右3万4100円

【腕時計の歴史】1925年 世界初の防水腕時計を発表。

ねじ込み式のリューズと裏蓋を開発することで防水性と防塵性を備える初の腕時計が生まれる。1930年の広告を見ると、その新しい機構に合わせた通称クッションケースと呼ばれる座布団型やオクタゴン型がケースデザインの主流だった。こうして腕時計の進化は一気に加速度を増す。

Vabble(ヴァブル)

完全防水と自動巻きムーブメントの機能性を両立させるため、当時の技術では裏蓋に膨らみを持たせる必要があった。今では通称バブルバックとして、アンティーク好きに愛されるデザインに再現。小ぶりなサイズ感はユニセックスで人気も高い。左4万8400円、右5万9400円

【腕時計の歴史】1930-40年代 “永遠”を意味する 自動巻きムーブメント。

某大手時計会社が360度回転式ローターを持つ自動巻きムーブメントを開発。防水+自動巻きという、現代の高級時計の基礎がここで完成したが、ケース自体の厚みはまだ改善の余地があった。

左:Every-One(エヴリィワン)/右:BLK SUB(ブラックサブ)

Every-One(エヴリィワン)|ブランド初の日本製でより上質に仕上げられたマスターピース。時分秒針は国内大手メーカー製。人気のブラックミラーダイヤルや経年退色したようなブラウンフェードの文字盤も何度もサンプルを作り直し、完成させたこだわり。左6万4900円、右6万1600円

BLK SUB(ブラックサブ)|1970年代に某国海軍の上官に支給されたダイバーズウォッチがモチーフ。ところどころメッキの落ちた本体は職人の手仕事によって一本ずつ加工を施し、まるで長年使い古したような風合いを表現。2万6400円

【腕時計の歴史】1950-60年代 極地での偉業を支えた スポーツモデルの誕生。

防水+自動巻きを実現した腕時計は次に耐久性を求めた。1953年にはエベレスト登頂に成功。同年100mの防水に耐えうる初のダイバーズウォッチが登場した。このように人類の偉業と共に時計も進化を遂げる。

DG2000(ディージー2000)

70年代中盤に登場した初期デジタル時計をオマージュ。ミッドセンチュリーによく見られるコマの繋ぎ目がバネ式になったエクステンションベルトと組み合わせることで、どこかレトロフューチャー感のあるルックスに。2万7500円

Diver’s Son(ダイバーズサン)

ビビッドなイエローや夜光の文字盤、ウレタンベルトに小型コンパスなどのギミックが80〜90年代に流行したダイバーズウォッチを彷彿とさせる。やや小ぶりなボーイズサイズにすることで腕に収まりやすいボリューム感に。各3万800円

【腕時計の歴史】1970-90年代 ステータスから ファッションの時代へ。

70年代以降、機械式時計に比べて圧倒的な精度と生産性を誇ったクオーツ時計は市場に大きな影響を与えた。デジタル時計や奇抜なカラーリングのデザインが増えることで、腕時計は時間を知るだけのものではなくなる。

【問い合わせ】
ヨシダトレードカンパニー
TEL03-5774-9042
https://vague-w.co.jp/

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

Pick Up おすすめ記事

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...