手編みでこの価格!? 注目度急上昇中のカウチンセーターってどこの国から生まれたか知ってる?

すでに夏のような気温さえ記録している時期に、セーターの話で恐縮だが、男のワードローブの定番にして、最近ご無沙汰なアイテム「カウチンセーター」が、注目度を上げている。その由来や高コストパフォーマンスな1着をご紹介しよう。

カウチンセーターの現在。

近年は機械編みの”カウチンっぽい”セーターこそ、市場には手回っているが、本格的な手編みのカウチンは、あまり見かけない存在。カウチンセーターといえば「手編み」は必須条件となのだが、コストも時間もかかりすぎる非効率なアイテムであるがゆえに、あまり作られこなかった背景もあるだろう。
さらには近年の原料高も影響し、高コストパフォーマンスのカウチンには出会えなかった。ニット製品、特にウール製品では、重さ=コスト。重いニット製品を作ると、それだけ価格に跳ね返ってしまう。

カウチンセーターはカナダ発祥。

カウチンセーターの由来もおさらいしておこう。カナダのバンクーバー島に位置するカウチン湖、さらにはその湖畔に定住した先住民族「カウチン族」の伝統的な衣類に由来すると言われている。ヴィンテージのカウチンセーターを見回してみると、サンダーバードやトーテムポール、魚や鳥や熊のほかバッファローなど彼らの信仰や狩猟の対象となったモチーフが柄として編み込まれていることが多く、油脂を含んだ太い羊毛の糸で編むことで防寒性や撥水性を高めたと言われている。ヴィンテージの多くはジッパーで開閉される個体が多いのだが、カウチンセーターが普及するに従って様々な柄や素材が取り入れられ、その製法も様々な手法が確立されていった。こと現代のマーケットにおいては機械で編まれた安価なものも多く、発祥地のカナダとは関連性に乏しいノルディック柄なども散見され、“それっぽい”カウチンセーターがほとんどだ。ヴィンテージや古着に親しみ、アメリカンカジュアルやアメリカントラッドをこよなく愛する世代としては、いささかの疑問を覚えずにいられない。
そんな中、手編みにして高いコストパフォーマンスのカウチンセーターを作ることができたのは、これまでにも何度もコラボをしてきた「gim」のおかげだ。たったふたりの手編みの職人が生産に携わるためお届けまでは少し時間がかかるが、今秋冬のアウターとしてぜひチェックしてみてほしい。

本家のカウチン同様「手編み」で
再現した“シティーハンター”柄!

ヴィンテージのカウチンセーターの代表的な柄である通称「ハンター柄」を2nd流にアレンジした「シティーハンター」。機械編みにはない素朴さとヴィンテージ顔負けのデザインが秀逸

国内のハイエンドブランドからの別注も多数手がけるジムとのコラボ。日本製やカナダ製では実現できなかった「高コストパフォーマンスの手編み」

糸の色の切り替え部分の結び目こそ「手編み」の証左。

整然と編まれた機械編みには相応の魅力はあるが、ことカウチンセーターに関しては「手編みでなくてはカウチンでない」と言い切りたい。手編みがゆえに糸色を変える際に結び目が発生していることが分かる

【価格】
4万2900円(消費税込み、送料無料)

【サイズ】
S:肩幅47cm×身幅52×着丈61
M:肩幅50cm×身幅56×着丈65
L:肩幅53cm×身幅60×着丈69
※手編みの製品、また伸縮性のあるニット製品のため、多少の誤差が発生することがあります。あらかじめご了承ください。

【注文期間】
2023年4月17日(月)12:00
〜2023年5月31日(水)19:00

【お届け時期】
2023年10月下旬予定

「ニット界最強のアウター、カウチンセーターとは?」の記事を読む。
商品の詳細はこちらから。
スタッフの着用レビュー&スナップはこちらから。

この記事を書いた人
おすぎ村
この記事を書いた人

おすぎ村

ブランドディレクター

『2nd』のECサイト「CLUB-2nd」にて商品企画・開発を担当。貴重なヴィンテージをサンプリングした人気ブランドへの別注などを世に送り出している。2nd、Lightningの元編集長にして現在は2ndのブランドディレクター
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