あのビートルズも頼ったサイドゴアブーツ。

ビートルズの若かりし頃の写真でメンバーの前に転がっているのは、ほとんどがサイドゴアブーツ。ハロゲイトの松田哲弥さんの予想では「この時期のビートルズはあまりに忙しかったから、ローファーとかサイドゴアとかラクな靴ばかりを履いていたのでは」とのこと。なるほど、最近はローファーやサイドゴアが売れていると聞くが、国民全員がビートルズばりに忙しいということか。

1.ウィールローブ

ドイツのワインハイマー社のボックスカーフをアッパーに使用。キメが細かく、しなやかでコシのある素材は、足馴染みが良く、履き心地の良いブーツに仕上がった。くびれ、トゥなど曲線にこだわることで上品さを演出し、 かつレングスを短めにデザインし、着脱も容易となっている。 62700(トライ・アップ TEL03-5824-3190)

2ヴァイバーグ

ロミオをインスピレーションに作られたチェルシーブーツは、1970年代をイメージしたサイドゴア付きワークブーツ。チャネルドグッドイヤーウェルト製法を採用し、シングルピースのアッパーレザーが、大きな特徴となっているオールハンドメイドによる逸品。参考商品(ヴァイバーグ ジャパン 東京ショールーム TEL 03-6264-8494)

3マノヴィエトスカーネ × ビームス ライツ

イタリア・トスカーナのシューズブランドに別注を施したサイドゴアブーツ。シューズに必要な素材をすべてトスカーナで作られたものを使用し、昔ながら の手仕事により仕上げられる。通常フラットなソールだがヒールを装備し、インラインにない色で別注。モカステッチが特徴。 35200(ビームス 新宿 TEL03-5369-2140)

4スロウ

1960年代英国モッズカルチャ ーのアイコンでもあるチェルシーブーツをスロウ独自に再構築。アッパーにはキメ細かで上品な艶とクラシックな印象のプルアップレザーを使用し、スペインの歴史あるファクトリーにてグッドイヤー製法で生産。アウトソールはダイナイトソールが付けられる。57200(スロウ自由が丘店 TEL03-5731- 3374)

5サンダース

英国軍に納入してきたダービーシューズを元にヒールソールを高めに別注。ミリタリーシューズらしい武骨な佇まいを継承しつつも、ヒールソールを積むこ とで、ドレスシューズの雰囲気をまとった1足。キャップトゥが、より上品な印象を与えてくれる。63800(コンフェクト表参道店 TEL03-6438- 0717)

6パラブーツ

フランス生まれのシューズブランドとして親しまれるパラブーツ。歴史あるブランドが手掛けるサイドゴアブーツ、マネージのアッパー素材にオイルドレザ ーで別注を施した。ほどよい厚みと弾力性、耐久性のあるアウトソールも特徴で、ドレス、カジュアルに関わらずシーンを問わず活躍。81400 (ビショップ TEL03-5775-3266)

※情報は取材当時のものです。

(出典/「2nd 202211月号 Vol.188」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...