伊勢丹での初ポップアップで150足も売り上げた、デザインに合わせた専用木型を用いたハロゲイトの革靴。

木型に日本一詳しいと言っても過言ではない松田さんが2020年に立ち上げた革靴ブランド、ハロゲイト。 木型の歴史、構造などを知り尽くした松田さんの哲学が詰まったオリジナル木型、そして革靴はあくまで”日常靴”であるべきという想いから生み出された6モデルをみていこう。

取材したのは・・・「ハロゲイト」松田哲弥さん

2020年に生まれた革靴ブランド「ハロゲイト」のモデリスト。独立して18年目、これまでにおよそ100を超えるブランドの木型を手掛ける。

木型を知り尽くした松田さんのブランド。

木型職人の松田哲弥さんとイギリス人デザイナーがチームを組み、2020年にデビューを果たしたハロゲイト。初めての「伊勢丹 新宿店」でのポップアップでは150足も売り上げ、革靴好きの間にその名を轟かせた。

そんなハロゲイトの強みは、やはり木型のことを知り尽くした松田さんが革靴を作っているということ。その証拠に、ハロゲイトには、型のデザインに対して6つも木型が存在する。これは他のブランドと比べても、かなり木型の割合が多いと言えるだろう。

特にその6つの木型のうち、新作である「HRG-03」は松田さんも「自分史上最高傑作」と称するほどの傑作。非常に難しい「極限まで短いノーズ」を実現するため、これまでに3足ものボツ木型を経て完成させた意欲作である。

さらに、革靴はあくまで「日常靴」であるべきだという松田さんの想いから価格が控えめである点もこのブランドの大きな魅力。この高コスパで、木型からこだわって作られた革靴を楽しめるブランドはハロゲイト以外にまずないだろう。

木型:BB-02/サイドゴアブーツ

アメリカ木型の実用性の高さを意識した「BB-02」。「サイドゴアブーツ専用の木型。ローリング(振り) が強いのでそれ以外のデザインはのりません」。[ケンジントン]。3万3000円

木型:BB-03/Uチップ

ハロゲイトの一番人気モデル。「フランス木型の直線的な見え方を維持しつつ、 アメリカならではの足入れ感を実現できるよう努力しました」。[エッジウェア]。 3万1900円

木型:BB-05/プレーントゥ

プレーントゥしか乗せない前提で製作した木型。「足入れとデザインのバランス がいい靴を目指しました。スーツにもカジュアルにも合わせやすいです」。[ホルボーン]。3万800円

木型:HG-01/ウイングチップ

アメリカ木型と英国木型の中間を意識して製作。「足入れ感は保ちつつ、デザイ ンと一致させるイメージで作ったロングウィング専用木型です」。[グリニッジ] 3万5200円

木型:HRG-02/ローファー

「英米仏の木型の特徴を全部盛り込むことに挑戦した欲張りな木型です(笑)。 ローファー専用に製作したので、かかとも絞り気味です」。[ショーディッチ]。 3万1900円

木型:HRG-03/チャッカーブーツ

最新作である「HRG-3」は 松田さんの史上最高傑作だそう。「デザインとして崩壊しないギリギリのラインで、ノーズをとにかく極限まで短くしました」。[キルバーン]。3万5200円

【問い合わせ】
ハロゲイト
https://harrogate.jp/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「2nd 2022年11月号 Vol.188」)

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