▼トラッドに欠かせない10の名品はこちら!
1.カジュアルなデニム合わせは小物使いに細心の注意を。|「ビームス プラス 原宿」丹羽望さん
「紺ブレはコーデの幅が狭いかと思われがちですが、逆にその幅はジャケットとして最大公約数なでのはないかと思います。王道のトラッドは言わずもがな、今日のようなジーンズからミリタリーパンツでも合います」と解説。
好んでボックスシルエットを選んでいるそうだが、紺ブレのルーツは軍服なので、様々な体型の人たちをカバーできるように、このようなシルエットになった。「ただどこかにエレガントさは欲しいので、必ずノットを小さくしたタイドアップをしています」
2.ヴィンテージを取り入れた大人のお手本プレップスタイル。|「ボンクラ」森島久さん
「ジーンズで例えるところの501のようにブレザーと言えばブルックス ブラザーズという絶大な安心感がありますよね。これは20年以上前にニューヨークで手に入れたヴィンテージで、胸のワッペンに1939年と刺繍されています。
そのワッペンやパンツの刺繍の色をネクタイで拾い、ド直球にプレッピースタイルを体現しました。80年以上前の物なのでさすがに細かいダメージはありますが、30年代のジャケット自体が珍しいですし、さらにネイビーではなくホワイトというのもかなりツボです」
3.学生時代に背伸びして手に入れた一着が人生唯一の紺ブレに。|「チルローブ」島倉弘光さん
学生時代にアメリカ本国のブルックスブラザーズに直接電話し、片言の英語でカタログを取り寄せメールオーダー。そんな思い出の1着を、20年以上大事に着続けており、その間他の紺ブレを着用することも一切なかったという。
「カタログに書いてあるサイズを念入りに測ってオーダーしたので、いまだにジャストサイズ。ガチガチのアメカジスタイルの上に、レジメンタルタイとともに着用するスタイルが今は気分ですね。歳とともにいろんなスタイルができるのが 紺ブレの魅力です」
4.超ラグジュアリー仕立てゆえに、小技を効かせてカジュアルに着こなす。|「ユーソニアン グッズストア」早野海さん
ブルックスブラザーズの中でも最上級ラインとして存在したオウンメイクの一着は、精製前のシルクを使ったラグジュアリーな逸品。そこに同じく綿100のオックスフォードBDシャツと綿麻のパンツを合わせ、 素材のコントラストをひとつの見せ場としている。
「コテコテではなくアイビー的な着こなしをアレンジして楽しみたい時にする 格好です。パンツの裾をロールアップしたり、BDの襟のボタンを外してカラーバーを着けたりなんて小ワザも効かせつつ、ナチュラルテイストの配色でまとめました」
(出典:「2nd 2022年9月号 vol.186」)
Photo/Satoshi Ohmura, Shigeki Tsuji, Nanako Hidaka, Akane Matsumoto, Shunichiro Kai Text/Shuhei Sato, Kiyoto Kuniryo, Okamoto 546, Kazuki Imanishi Illustration/Daiki Kosaka
関連する記事
-
- 2024.11.21
自称ブレザー偏愛家の黒野が 「紺ブレ」に関するあらゆる疑問に答えます
-
- 2024.09.26
今秋トレンド再燃のアイビー&プレッピー。表参道で行われるポップアップストアは今週末から!
-
- 2024.11.21
ミリタリートラッドに最適なダッフルコートを雑誌2nd(セカンド)が企画!
-
- 2024.11.19
アイビー&プレッピーを愛するトラッドマン必見!「IVY PREPSTER」が再上陸