カラーと素材のチョイスで季節感を演出。
名物バイヤーであり、その審美眼は言わずもがな、スタイリングにも定評の高い瀬谷さん。気になる彼のサマートラッドスタイルはヨーロッパものをうまく使っているのが印象的。
「アメリカの夏物があまりワードローブにないため、あえてヨーロッパものを入れるのが自分のこだわりです。あとは明るめのカラーリングと素材でしっかりと季節感を出すようにイメージしています。具体的にはピンクやイエロー、ブルーなどの爽やかな色と、リネンやシアサッカーなどの素材感を重視していますね」
- パンツ5万2800 円/アップルツリーズ(シップス 銀座店☎03-3564-5547)、スリーピングシャツ/ Vintage、カットソー2 万6400 円/シオタ、シューズ/ヴァンズ×アーペーセー
「シップス」瀬谷俊法さんのサマートラッドな愛用品。
1.ラコステのポロシャツ
フレンチを代表するポロシャツブランドへシップスが別注したモデル。「フレンチラコステも持っていますが、最近はロゴも同色にした別注が気に入っています」1万7600円(シップス銀座店)
2.クラークスのナタリー
近年、クラークスのワラビーが人気を呼んでいるが、あえて90 年代の希少なアイルランド製を探した。「定番モカシンでも一癖欲しくてナタリーをチョイス。ラストが細くて素晴らしいんです」
3.ロックマウントのウエスタンシャツ
数年前にシップスの別注モデルとして展開していたウエスタンシャツは、リネンを使ったスペシャルな仕様。「一見シャンブレーに見えますが、実はリネン。ドレス的なテイストもあってよい」
4.ジョンスメドレーのニット
英国を代表するニットブランドの定番アイテム。無地のイメージが強いが、あえてイエローのグラデーションに。「定番だけに遊びが欲しかったので、イエローを購入。シップスで買いました」
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夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Katsunori Suzuki, Nanako Hidaka Text/Shuhei Sato, Okamoto546, Shinsuke Isomura
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