アメリカンスタイルをベースに仏的エッセンスをプラス。
「ボクのスタイルの基本はアメカジなんです」という吉岡さん。リジットから育て上げたというデニムパンツが、その語りを象徴する。
「なのでトラッドもやっぱりアメトラがベースです。そこに少しエスプリを入れるのが個人的なサマートラッドですね」。
色や素材で軽快さを出し、小物にスマートなフランス的エッセンスを加える。トラッド特有の重厚感を損なわず、夏らしい軽やかさが溶け込んだお手本のようなスタイルがここにある。
- ジャケット/ユナイテッドアローズ&サンズ3 万6300 円(ユナイテッドアローズ&サンズ)、トップス、キャップ/ポロ・ラルフローレン、パンツ/スタビライザージーンズ、シューズ/J.M. ウェストン、メガネ/アイヴァン7285、ベルト/カサブランカ
「ユナイテッドアローズ」吉岡玲欧さんのサマートラッドな愛用品。
1.アルフォンソシリカのブレザー
イタリア・ナポリの職人が手作業で作り込むジャケット。ネイビーのリネン素材を使っており、清涼感もあり。「ずっと仏MIX のキブンだったのですが、最近はちょっとナポリ親父に傾倒しています」26万7300円(ユナイテッドアローズ原宿本店☎03-3479-8180)
2.カサブランカ(左上下)、ピラール(右)のスカーフ
エルメスの生産背景で仕立てられたシルクスカーフ。ストリート派生のスタイルに、メゾンの雰囲気が加わり見せる独特の表情が魅力。「首に巻いたり、チーフにしたり。雨天では頭にも巻きます」
3.リベラーノリベラーノ(左)、ポロ・ラルフローレン(中)、フランチェスコマリーノ(右)のネクタイ
発色の良いものからシンプルかつシックなものまで、バランス良くセレクトされたネクタイもサマートラッドに欠かせないアイテム。「ネイビーのジャケットには欠かせないファッションピースです」
4.ポロ ラルフ ローレンのポロシャツ
昨年あたりから改めて気になり出し、集め始めたというラルフローレンのポロシャツ。「夏場の快適さは間違いなくピカイチですね。カジュアルだけどTシャツよりはカッチリしていて良い塩梅です」
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夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Katsunori Suzuki, Nanako Hidaka Text/Shuhei Sato, Okamoto546, Shinsuke Isomura
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