そんなスペルガの長い歴史のなかで、1925年に誕生し、ブランドとともに歩み続けてきた大定番モデルが[2750]。ヨーロッパを中心に“リゾート地で最も見かけるスニーカー”と言われているほど人気の一足だが、この度そんな[2750]のデザインをベースに、大幅に軽量化を計った新モデル[NUDE(ヌード)]が登場した。
軽い。柔らかい。とにかくその履き心地に自信あり。
[2750]をもとに軽量化を図り、約40%も重量をカットすることに成功した[ヌード]。軽くするにあたってディテールを削ぎ落としていくなかで、デザインもミニマルになり、より上品な印象に仕上がっている。なお、ディテールを削ったとはいえ、耐久性が高く劣化しづらいバルカナイズ製法は[2750]から引き継いでいるので安心だ。また、スニーカーを選ぶうえで大事なポイントである履き心地の面も申し分ない。新しいインソールを採用することでクッション性が向上しており、長時間履いても疲れづらい。
ここまでのアップデートを果たしていながら、なんと価格は据え置き。軽さと快適さが求められる現代において、スペルガを代表する新たなモデルとなることは間違いないだろう。
サイズ43(日本サイズ約27cm)で、重量250g程度(編集部調べ)。身の回りのもので例えるならば、通常サイズのさつまいも一本、もしくは250mlのエナジードリンク缶一本程度の軽さである。歩いていてもほとんど重さを感じず、ストレスも少ない。
新・インソールはクッション性がアップ。体重をかけてもしっかりと沈み込んで足をサポートしてくれるため、長時間歩いていても疲れづらい。初めて履いた際には、「軽い」そして「柔らかい」、2段階の驚きを体感できることだろう。
上品なスタイリングに合う、至極ミニマルなデザイン。
[2750]に比べて、ハトメは小さくなり色・素材も変更。よりアッパーに馴染んだ印象だ。また、甲部分についていたタグを履き口部分へ移動させることで、履いた時にいい意味で目立たない。ほかにも飾りとしてのパイピングを排除したり、アッパーのシルエットがスマートになったりと、軽量化を目的としたデザイン変更が多くなされた。人によってはこちらのデザインの方が「シンプルで好み」という人もいるだろう。少なくともこちらの方が、セットアップやタイドアップなど上品なスタイリングと相性がいいのは間違いない。
編集部パピー高野によるスタイリングがこちら。革靴だとどうしてもカッチリしすぎてしまうところを、足元に[ヌード]を合わせることでいいバランスに仕上がっている。かといって、もっとカジュアルなホワイトスニーカーを選んでしまうと、ここまでのまとまりは生まれない。シルエットが細くスマートになり、要素を削ぎ落した[ヌード]だからこそ醸し出せる雰囲気なのだ。
カラバリは全3種。スペルガの新定番をその足で体感すべし!
ファッション性だけでなく、実用性も求められるスニーカー。その両方を究極まで突き詰めた[ヌード]は、これからのスペルガを引っ張っていく新定番となるに違いない。ぜひその足で、この驚きを体感してみてほしい。
【問い合わせ】
カメイ・プロアクト
TEL.03-6450-1515
Photo/Yoshika Amino
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