パンツのシルエットの違いを押さえよう。
クロップド
裾の丈が通常より短いもの。1~3分丈くらいのものはショーツと呼ばれ、こちらも人気のシルエット。
スキニー
足にぴったりとフィットする細いシルエット。トップスはゆったりとしたウエアでバランスをとるとよい。
フレア
膝から裾に向かって徐々に広がるシルエットが特徴。一般的にはこの広がりが大きいものはベルボトムとされる。
ワイドストレート
通常のストレートよりも、もも周りにゆとりがあるもの。テーパードしている場合は、ワイドテーパードという。
ストレート
股下から裾までが直線的なシルエット。ややテーパード気味のものでもストレートと記されることが多い。
テーパード
股下、あるいは膝下から緩やかな曲線を描き、裾に近づくにつれ徐々に幅が狭まっていくシルエットのもの。
パンツの各部名称を押さえよう。
1.ウエスト
ウエスト周りの寸法ながら、平置きにしたパンツ上部をライン沿いを計測し、2倍するのが一般的。
2.ベルトループ
ベルトを通すためのループ。同じモデルでもウエストサイズによって本数が変化する場合もある。
3.天狗
前開きの内側に付く天狗の鼻のような形状をしたパーツ。タックインしたシャツのズレ防止や下腹部を抑える機能がある。
4.スレーキ
本来は滑らかで光沢のある織物全般を指すが、パンツの場合はポケットの内側、つまり袋状の布を意味する。
5.わたり幅
脚の最も太い部分でもある股の付け根幅を指し、単純に2倍したものを[わたり周り]とも呼ぶ。
6.クリース
スラックスなどに見られる左右中央に見られる折り目を指し、[センタークリース]とも呼ばれる。
7.裾幅
文字通り裾の幅を意味し、パンツの太さにも直結。狭いほど靴の表情がよく見える。
8.ライズ(股上)
ウエストラインから股までの距離。ここが長いものを[ハイライズ]、短いものを[ローライズ]と呼ぶ。
9.インシーム(股下)
内股から脚に沿った裾までのライン。言わば脚の長さでもあり、パンツのサイズを計る際はこちらを目安に。
パンツに纏わるディテールの呼称を学ぼう。
裾
シングル
欧米では[プレーン]とも呼ばれる一枚仕立ての裾。フォーマルからカジュアルまで幅広く用いられる。
ダブル
狩猟中に捲り上げたなど起源には諸説ある二枚仕立て。ターンアップとも呼ばれ、ボリュームある靴と好相性。
フライ
ボタンフライ
ジーンズやミリタリーチノなど古着ではお馴染みの前開き。デニムのように縮みやすい素材によく見られる。
ジップフライ
いまやドレスからカジュアルまで最も一般的な前開き。ちなみにジッパーが考案されたのは1891年だった。
タック
ワンタック
腰回りに余裕を持たせるために考案されたディテールで[プリーツ]とも呼ばれる。ビジネススーツで散見される。
ツータック
2本のプリーツを備えたもの。3ピースなどオールドファッションなスタイルに適していると言われている。
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