お洒落にこだわる。自転車にもこだわる。
洒落者たるもの、自転車にもちゃんとこだわりたい。選ぶ際の基準は、見た目がいいこと、そしてストレスがないこと。そのどちらも満たし、1台で平日も休日もスマートに楽しめるE-BIKEが、いま注目を集めている。
E-BIKEのクロスバイクって?
E-BIKEとは、電動アシストがついたスポーツ自転車(マウンテンバイクやクロスバイクのこと)のこと。ただし、E-BIKEに搭載されるドライブユニット(モーターやギヤなど)やバッテリーは、一般的な電動アシスト自転車に付いているものとは一味違う。これまで以上に軽量かつコンパクトで、さらにドライブユニットの効率が上がっているので、ペダルを踏み込んだ際のモーターの立ち上がりが早い。要するに、見た目はスマートで、かつ性能も向上したスポーツ仕様の本格電動アシスト自転車と言えよう。
シマノ ステップスとは?
走行性能を左右するドライブユニットだが、E-BIKEにはモデルによってさまざまなドライブユニットが搭載されている。そんななか、見逃せないのが世界に誇る日本の自転車パーツメーカー、シマノが展開する「シマノ ステップス」だ。スポーツに最適化した設計に加え、ロングライドを想定した大容量バッテリーを採用することで、充電切れの心配が少ない。さらに防水性能が高く、雨の日だって気にせず乗ることができる。
SHIMANO STEPSの詳細はコチラ。
オフのファッションにも溶け込むスタイリッシュさ。
お洒落して出かけるせっかくの休日、どうせなら自転車もスタイリッシュなほうが気分も格段に上がるもの。シリーズのなかでも最小かつ最軽量のユニット「シマノ ステップス E5080」を採用し、シンプル&スマートなルックスを実現したのが、このフジのファーポイントだ。普段通りのスタイリングにも違和感なく溶け込む。
さらに、平日の疲れをスカッと吹き飛ばしたいなら、本格的なツーリングにも挑戦してみよう。前述した通り、一般的な電動アシスト自転車よりもパワフルなドライブユニット&バッテリーを搭載しているので、羽を伸ばしていつもより楽チンに、より遠くまで走れることに気づくはずだ。行きつけの古着店だって、これまで以上に身近に感じられるに違いない。
街乗りしやすいディテール
E-BIKEには、バッテリーを含めたデザイン設計がされたモデルが多い。電動アシスト自転車というと野暮ったいシルエットになりがちだが、ファーポイントはフツーのクロスバイクのようなシンプル&スマートなルックスを実現。バッテリーの小型軽量化を実現する、シマノ ステップスならではの特徴のひとつだ。
ファーポイントは、前後に泥除けを標準装備しているのもうれしい。「お気に入りの休日服に、泥がついて落ち込む」なんてことを心配せずにツーリングを楽しむことができる。また、太めのタイヤをセレクトしているので、段差の多い街乗りでもラクに走れる。
お気に入りのパンツの裾が巻き込まれないように、前ギヤ部分にチェーンカバーを装備したモデルがおすすめ。スポーツバイクとしての性能はしっかり押さえながら、ファッションを楽しむ者にとっても安心の機能を備えているモデルを選びたい。
休日はE-BIKEでフリーマーケットへ!?
パッチワークシャツ4900円/USED[J.クルー](マンチ ーズ☎03-3463-0623)、ニット2万8600円/ ラッピンノット、パンツ2万680円/バーンストーマー(ヘムト PR☎03-6721-0882)、その他 スタイリスト私物
ここで今回着用している休日スタイリングをご紹介。ミリタリーパンツの中でも上品な印象を持つベイカーパンツに、シャツをタックインすることで、カジュアルでありながらオトナの落ち着いた雰囲気を感じさせるコーディネイトに。また、パッチワークの柄にも入っているオレンジのカラーと色を合わせて、オレンジのニットプルオーバーを肩掛けしている点もポイントだ。
そしてなにより、コーディネイトの肝となるのは、アメリカを代表するオトナのカジュアルブランド、J.CREWの1990年代パッチワークシャツ。1990年代後半から2000年代初頭にかけて流行し、特に各地のフリーマーケットで多くの人が着ていたのがパッチワークシャツで、人によっては懐かしさを感じられるアイテムである。休日はこれを着てフリーマーケットに行けば、その当時の気分を味わえるかもしれない。
オンはストレスフリーで実用的に。
通常の一般車(シティサイクル)のように一生懸命漕がなくても、少ない力でラクに走れるのがE-BIKEの魅力。もちろん通勤時間は短縮され、渋滞に巻き込まれることもないので、朝の時間をいつも以上に有意義に使うことができるだろう。
また、オンの日もお気に入りのスーツやタイで着こなしを楽しむ洒落者にとって、汗は天敵。汗だくで出社するのはどうも格好がつかないが、E-BIKEならペダルは軽く、長距離や坂道もお手のもの。疲れも汗も気にしなくて良いから、どこへでもラクに、スムーズに行ける。
通勤ライドにも役立つポイント
通勤時、上司から急に電話がかかってきた!なんてこともしばしば。そんな時に備え、スタンドは必須。ファーポイントなら、便利なダブルレッグスタンドも装備。片足でパン!と蹴り下ろすだけでサッと展開でき、ちょっとやそっとの風なら倒れてしまう心配もない。走行時は、スタンドの足がフレームの左側に沿うように収納され、見た目のスマートさを損なわないのもうれしい。
ちょいカジュアルな、仕事着のススメ
ブレザー13万2000円/ローイング・ブレザーズ( ユーソニアン グッズ ストア☎03-5410-1776)、シャツ6900円/USE D[インディビジュアライズド シャツ](マンチーズ☎03-3463-0623)、パンツ2万 900円/バーンストーマー(ヘムトPR☎03-6721- 0882)、シューズ7万1500円/パラブーツ( パラブーツ青山店☎03-5766-6688)、バックパック4 万4000円/ブリーフィング(ブリーフィング表参道ヒルズ店☎ 03-6459-2448)、その他 スタイリスト私物
カジュアルにもフォーマルにも、紺ブレザーは欠かせない。ボタンとベルトのバックル、タイのストライプをゴールドで色合わせしている。シューズにはカジュアルなパラブーツの[ランス]をチョイス。頑丈なつくりなので、多少の荒道や雨の日もへっちゃらだ。
最後に、自転車で通勤をする人のためにちょっとしたスタイリングテクニックを。風によってなびいてしまうタイは、時に視界の妨げになることもある。そんな時は、シャツの上から3つ目のボタンと4つ目のボタンの間あたりにタイを入れこんでしまおう。そうすることで邪魔にならないうえ、見た目にもスマート。会社の同僚や上司に、洒落者として一目置かれるかも。
今回ライドに使用したE-BIKE
スタイリングの邪魔をせず、むしろファッションアイテムとして馴染んでくれるシンプルな「フジ・ファーポイント」。軽量なアルミフレームは、ヘビーユースにも耐えうる強度を誇る。ドライブユニットとバッテリーはシマノ ステップス E5080を搭載しており、街乗りから長距離移動まで、雨天での走行も安心だ。
また、オプションの専用リアキャリアを取り付けたり、ボトルケージを最大5つ装着したりとカスタマイズして、より実用的な仕様に近づける楽しみ方もあり。
「フジ・ファーポイント」
SPEC
搭載ドライブユニット:SHIMANO STEPS E5080
フレームサイズ(適応身長):M(165~178cm)、L(176~188cm)
カラー:シャンパンゴールド
279,000円(税別)
※オプションの専用リアキャリアは2020年8月初旬入荷予定(18,000円/税別)
問い合わせ:アキボウ
https://www.fujibikes.jp
そのほかのE-BIKEストーリーはこちらから。
E-BIKEがあるライフスタイル
「SHIMANO STEPS」
問い合わせ:シマノ自転車お客様相談窓口
TEL.0570-031961
https://bike.shimano.com
Text/Shuhei Takano Photo/Norihito Suzuki Styling/Yuzo Nakamura Hair&Make/Takeharu Kobayashi Model/Tatsuro Yasui(BARK in STYLe)
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