秋冬トレンド「コーデュロイ」どう着こなす? 参考にしたいコーディネイト5選。

肌寒くなってくると、恋しくなるのがコーデュロイ。パンツ、シャツ、ベストにいたるまで、様々なアイテムで取り入れることができる、秋冬ファッションになくてはならない存在だろう。今季トライしてみたい、おすすめコーデュロイコーデを厳選して紹介します!

1.コーデュロイの上品さを味方に。いつもより、ちょっとルーズに。

パーカ1 万8000 円+税/トゥモローラ ンド トリコ、スニーカー5 万5000 円+ 税/コモン プロジェクト(ともにトゥモ ローランド70120-983-522)、チェッ クパンツ3 万9000 円+税/マッキント ッシュ(マッキントッシュ青山店☎03- 6418-5711)、ベレー帽1 万8000 円+ 税/マニュファクチュール デュ ベレー (グラストンベリー ショールーム☎03- 6231-0213)、ソックス2800 円+税/ ヤエカ(ヤエカ アパートメント ストア ☎03-5708-5586)

珍しいサックスブルーの太畝が印象的な一枚は、毛羽立ちのある生地特有の美しい光沢でカジュアルながらエレガント。スウェットパーカをインナー使いしたルーズなスタイルを崩さず、嫌味のない上品さを醸し出すのは、コーデュロイの魅力そのものだ。トラディショナルな生地だけにチェックパンツとの相性もまた格別。シャツ2万4000円+税/トラディショナル ウェザーウェア(トラディショナルウェザーウェア 青山メンズ店☎03-6418-5712)

2.コーデュロイだから気負いはない、ゴールドのパンツ。

チルデンニット2 万3000 円+税 /トラディショナル ウェザーウ ェア(トラディショナル ウェザー ウェア 青山メンズ店☎ 03-6418- 5712)、ヘンリーネックカットソ ー1 万6000 円+税/ナイジェル ・ケーボン(アウターリミッツ☎ 03-5413-6957)、コーデュロイ キャップ9200 円+税/カムズア ンドゴーズ(アルファ PR☎03- 5413-3546)

コーデュロイアイテムのなかでも、中太畝のタック入りパンツはマストアイテムとして心得たい。ルーズシルエットだが生地の畝が生み出すエレガントな光沢感で決して野暮にはならず、着回しの良さから何かと手に取ってしまう、秋冬のワードローブには欠かせない新定番だ。もちろん今季も数多くのブランドからリリースされたコーデュロイパンツ。なかでも印象的なのは英国で100年以上ワークウエアを作り続けているファクトリーブランド、ヤーモの一本。ベージュともブラウンとも異なる、ゴールドの輝きが他にはない存在感がある。パンツ3万9000円+税/ヤーモ(グラストンベリー ショールーム☎03-6231-0213)

3.原料からこだわったオリジナルのコーデュロイセットアップ。

チェックシャツ4 万9000 円+税 /サイ(マスターピースショール ーム☎03-5414-3531)、シュー ズ7 万1000 円+税/ジョゼフ チ ーニー(ブリティッシュメイド 銀 座店☎03-6263-9955)、メガネ 3 万9000 円+税/ジュリアス・ タート・オプティカル(G.B ガフ ァス☎03-6427-6989)、ベルト 1 万円+税/エムエフ サドリー、 ソックス2700円+税/ヤーモ(と もにグラストンベリー ショール ーム☎03-6231-0213)

アメリカで栽培されたオーガニックスーピマコットンを日本で紡績、国内でも数少ないシャトル織機を使って丁寧に織り上げられたセルビッジ付きのオリジナルコーデュロイは、今季のマーカウェア渾身のファブリック。超長綿を原料とした上品な光沢と、打ち込みの数を微妙に調整することにより生まれるドレープ感で、三つボタン段返りのデイリーな米国スタイルながら優美なセットアップに仕上げられた。合わせられるパンツも裾にかけてテーパードする定番人気の型を踏襲。あえて気をてらわず、クラシックに楽しみたい。ジャケット5万9000円+税、パンツ3万2000円+税/マーカウェア(パーキング☎03-6412-8217)

4.細畝コーデュロイのシャツをシンプル&クリーンに着る。

タートルネックニット2 万4000 円+税/ルトロワ(八木通商☎0 3-6809-2183)、デニムパンツ2 万3000 円+税/ザ ナーディーズ (ビン☎03-6416-0634)

細かい調整を繰り返しながら、さらなる着心地の良さを追求しているヤエカの定番[コンフォートシャツ]にも薄手のコーデュロイ生地がラインナップされている。タックアウトして着ても綺麗なシルエットを崩さないスクエアな裾とフロントのスナップボタン仕様は、薄手ニットの上から軽く羽織れるライトアウターとしても活躍してくれそうだ。太畝のコーデュロイが全盛のなか、クリーンな印象を与えるピンウェールコール(細畝)のアイテムも今年の秋冬は見直したい。シャツ2万3000円+税/ヤエカ(ヤエカ アパートメントストア☎03-5708-5586)

5.2019年のトラッド好きに捧げる“アニー・ホール・ルック”。

B.D. シャツ2 万4000 円+税/イン ディビジュアライズド シャツ(メイ デン・カンパニー☎03-5410-977 7)、タック入りパンツ2 万8000 円 +税/ザ ナーディーズ(ビン☎ 03- 6416-0634)、シューズ1 万4000 円+税/カットワース、ソックス27 00 円+税/ヤーモ(ともにグラス トンベリー ショールーム☎ 03-623 1-0213)、タイ2 万2000 円+税/ ドレイクス(ドレイクス 銀座店☎ 03-6263-9955)

1977年に公開された映画『アニー・ホール』は当時、主演のウディ・アレン以上に男物のアメトラアイテムを纏った女優ダイアン・キートンに皆が目を奪われたという。ベストにタイドアップ、ワイドシルエットのチノーズを合わせ、かつて“アニー・ホール・ルック” と呼ばれたスタイリングは、時を経て2019年のトラッド男子が取り入れるのも悪くない。ナイジェル・ケーボンのコーデュロイベストは1940年代の医療施設で傷病兵に貸与されたものを参考に作られたというヴィンテージ好きにも響くストーリー。シルエットはあくまでルーズに着こなせば、古臭さはまったくない。ベスト3万2000円+税/ナイジェル・ケーボン(アウターリミッツ☎03-5413-6957)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

Pick Up おすすめ記事

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...