今秋の革靴3大トレンド「ビット、シボ、ファー」でコーデを一新しよう!

秋の足下を彩るアイテムといえば革靴。今シーズンのトレンドは、ビット、シボ、ファーという個性派たち。ちょっとクセがあるけれど、ひとつ取り入れるだけでコーディネートを今っぽく一新させてくれるシューズが続々と登場しているので、自分好みの一足を探してみたい。

「ビットローファー」で休日スタイルを上品に。

映画『クレイマー・クレイマー』でのダスティン・ホフマンの休日スタイルは、艶っぽいイメージのビットローファーをナチュラルに履きこなすためのよいお手本。肩の力を抜いて、さりげなく休日のおしゃれに取り入れたい。

【パラブーツ フォー ユナイテッドアローズ】

20181025_4_01

「パラブーツがビットローファーを作ったら」……そんな夢を実現した一足。厚みのあるレイドソールのデッキローファーをベースに、スウェードでカジュアルさと上品さをプラス。価格:3万5640円/ユナイテッドアローズ 原宿本店(03-3479-8180)

【エヴィス】

20181025_4_02

アウトドアブーツで知られるビブラム社製「#1100」ソールを使用した力強いデザイン。サドルに施したビーフロール、グッドイヤー製法による張り出したコバも目を引く。価格:4万3200円/エヴィス ザ トウキョウ(03-3710-1999)

【イル モカシーノ】

20181025_4_03

着こなしをドレスアップしてくれる、シャープでエレガントなイタリアンモカシン。スマートな見た目は、イタリアブランドが得意とするコバの張り出さないマッケイ製法なればこそ。価格:3万6720円/シップス 銀座店(03-3564-5547)

「シボ革」のシューズでコーデに主張と力強さを。

革のシボ感を強調したアイテムは、上品さとタフさの絶妙なバランスが魅力。昨年より静かな人気を集めているが、張り出したコバや厚手のラグソールなどの主張あるデザインとともに、この秋のトレンド最前線へ躍り出た。

20181025_4_04

【オーベルジュ】(写真上)

細かなシボ感を出したフランス産ホースハイドのオリジナルレザーが印象的なドレスオックスフォード。ディテールはアメリカ靴のそれだが、ヨーロピアンな品のよさを漂わせる。価格:6万3720円/スロウガン(03-3770-5931)

【オールデン】(写真中)

アメリカのシューデザインを象徴するロングウイングチップが、型押しレザーでエキゾチックな雰囲気に。独自の靴型モディファイドラストならではの絞り込まれたアーチも魅力。価格:10万3680円/ラコタ(03-3545-3322)

【クロケット&ジョーンズ×バーニーズ ニューヨーク】(写真下)

世界で最も多くの木型を所有する靴メーカー、クロケット&ジョーンズとの別注品。「ミリタリーラスト210」というボリューミーな木型を採用し、存在感のある一足に仕立てている。価格:8万5320円/バーニーズニューヨーク カスタマーセンター(0120-137-007)

フワモコの「ファー」で着こなしを印象的に

毛羽立ったレザーのシューズは柔らかく温かみがあり、キマリすぎないところもカジュアルなスタイリングにぴったり。スウェード、ヌバック、ヘアオンハイドと、毛足の長さによっていろいろな表情が楽しめる。

【ブランドストーン】

20181025_4_05
オーストラリア、タスマニア島生まれの老舗ブランドより登場した、寒冷環境に特化したハイスペックモデル。防水性や保温性を高めるための工夫が随所に施されている。価格:3万2400円/シードコーポレーション(054-238-3359)

【ビルケンシュトック】

20181025_4_06

名作サンダル「ボストン」のアッパーをスウェードに変え、内側にリアルファーを配した秋らしい仕上がり。ソックスを合わせて足下にヌケ感をプラスしたい。価格:2万2680円/シードコーポレーション(054-238-3359)

【ビューティ&ユース】

20181025_4_07

ウールのチェック生地を用いたコンビローファーは遊び心たっぷり。ボリューム感を抑えたシャープなデザインにより、品のよさもあわせもつ。価格:1万9440円/ビューティ&ユースユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店(03-5428-1893)

「ビット」「シボ」「ファー」とひと口にいっても、それぞれ素材やデザインによって表情はさまざま。自分が買い足すべきアイテムはどれなのか、じっくり選んで目指す秋コーデを完成させよう。

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

Pick Up おすすめ記事

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...