初夏のおしゃれスナップ!「旧くて新しいセンタークリース」がおすすめ!

いよいよ夏の到来! 夏のお洒落は最小限のアイテムでどう組み合わせていくかが実はいちばん問われるもの。そこで、業界のおしゃれマスターによるコーデ見本をご紹介。今回は、中央に折り目の入った『センタークリース』。復権してにわかに注目されているこのパンツをいかにうまく取り入れるか。元々、スーツやドレスパンツに用いるディテールのため、カジュアル服とのアンバランス感を上手くモノにしたいものだ。

1.マリンをテーマにさわやかさと上品さを演出。|エディフィス/プレス|高津戸真吾さん

01

センタークリースの入った細身のスラックスと、さわやかな色のオープンカラーを合わせた、キレイめで夏らしいスタイリング。「色を拾うとカジュアル感が出すぎてしまうので、あえてネイビーで締め、品の良さを出しました」

01寄り

  • アウター/ポータークラシック
  • パンツ/ヒロシツボウチ × エディフィス
  • シューズ/エディフィス
  • アクセサリー/フランクリンテーラード(ハット)、アイバン(サングラス)

2.パンツ選びと色使いで旬のユルさも大人顔に。|ストラト/スタッフ|大西恒志さん

02

シックなパンツにゆったりしたトップスを合わせ、上質なリラックススタイルをイメージ。肩掛けしたニットは暑苦しくならないペールカラーを選んだ。「カジュアルですが、色使いとプリーツパンツで品よくまとめてみました」

02寄り

  • アウター/オーラリー
  • インナー/オーラリー
  • パンツ/ア ボンタージ
  • シューズ/ユッタニューマン
  • アクセサリー/オオニシカ(ビーニー)、Vintage(バングル)

3.トップスで遊んでも威厳を損なわない美シルエット。|聖林公司/プレス|神成竜太さん

03

パジャマ風の独特なジャケットやダブル仕立ての小紋柄シャツと、よく見ればかなり上級な組み合わせのトップス。「異彩を放つアイテムで個性を表現していますが、その分、端正なルックスのタキシードパンツでバランスを取っています」

03寄り

  • アウター/サンフランシスコ
  • インナー/サンフランシスコ
  • パンツ/ニールアリーン
  • シューズ/ウッディ

4.パンツを中心にトレンドもきっちり取り入れる。|セプティス/ウェブデザイナー|大津寿成さん

04

正面から見たカタチがきれいなセンタークリースに、トレンドのビッグシルエットのTシャツを合わせている。「土臭いイメージの色のパンツを、あえて上品に着こなしました。レザーサンダルを合わせたのもポイント」

04寄り

  • アウター/グラソン × セプティス
  • パンツ/バーンストーマー
  • シューズ/フラテッリ ジャコメッティ
  • アクセサリー/アイバン(メガネ)、トムホーク(バングル、リング)、サンシャインリーブス(リング)、エルメス(リグ)、シーマ(時計)、バロンズハンター(ベルト)、ペデメイア(ソックス)

夏のコーデのポイントは「さわやかさ」。トップスのサイズ感や小物使いなどでトレンド感をプラスし、そこに色使いなどを加味して全体をさわやかにまとめる。ちょとしたアイデアこそがおしゃれ達者たちが実践しているワザなのだ。

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...