書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

amity_sensei、母校に錦。京都市立美術工芸高等学校で講義

iPadのクリエイティブな活用方法のYouTuber(チャンネル登録者数34万人)として知られるamity_senseiが、母校である京都市立美術工芸高等学校で授業をした。夏休みに希望者を募って行われたのだが、さすがamity_sensei、大勢の生徒たちが集まって、クリエイターの仕事の実際を聞き、iPadを活用したワークショップを体験した。

amity_sensei
https://www.youtube.com/@amity_sensei8834

京都駅近くに引っ越して来た伝統校

amity_senseiの母校は、京都市立美術工芸高等学校。

京都芸大が京都駅近くに移転したことにともない、京都市立美術工芸高等学校も京都駅近くの新築の校舎に引っ越した。

amity_senseiの通っていた頃は、銅駝美術工芸高等学校という学校名で、京都の人には『銅駝(どうだ)』と呼ばれて親しまれていたのだが、銅駝は地名だったので、移転に伴って本来の名前である京都市立美術工芸高等学校に戻ったとのこと。

校章も新たにデザインされた。さすが美術の学校。美しい。

amity_senseiは、実は……

まずは、amity_senseiのこれまでの履歴のお話。

できればクリエイターとしての将来を切り開いていきたい学生さんにとっては興味津々。

実は、amity_sensei、高校時代は不登校で、出席日数がギリギリなぐらいあまり学校に行っていなかったらしい。優秀な生徒ではなかったようで、先生たちに会うのは少し気恥ずかしそうだった。

しかし、そこから一念発起。得意だった英語を活かしてイギリスの美術学校に留学。就職してからも、並行して始めたYouTubeで成功した話、京都に戻ってきて寺子屋を始めた話など、チャレンジにあふれたお話に生徒たちは強く引き込まれていた。

amity_senseiが「不登校で、成績もそんなに良くなかった」と言うことで、生徒たちも『自分たちにも可能性があるのかも!』と思えたようだ。

Adobe Frescoで『寿司を回す!?』

さて、ワークショップの方は、『iPadで大好きな寿司の絵を描いて動かしてみよう』というもの。使うアプリはAdobe Fresco。

美術工芸を軸に置いた学校だが、iPadは画材としてはあまり使わないとのことで、生徒のみなさんはFrescoは初体験の人が多いようだった。ちなみに、絵を描く人はibisPaint(アイビスペイント)を使う人が多いとのこと。やはり学生には無料アプリ強し……というところか。

とはいえ、そこはさすが京都市立美術工芸高等学校。初めてのアプリとはいえ、みんなとても上手い。

アッと言う間にリアルなお寿司が描き上がっていく。

amity_senseiも「みんな上手いね〜!」と感心。

続いて、クルクル動かす方法もレクチャー。

こういうのはコンピュータで描いた絵ならではの楽しみというか、表現手法だといえるだろう。

最後には生徒のみなさんの書いた絵を見ながら、amity_senseiの講評が行われた。

美術「を」から、美術「で」に

校長先生も「彼女が、こんなに成長している!」というのがとても嬉しそう。

同校の卒業生には、各界で活躍している人がいるし、堂本印象や、加山又造、草間彌生といった文化勲章受章者もたくさんいる。そうそうたる卒業生を輩出している学校ではある。

しかし、入学を検討する生徒や生徒の親からは「高校時代から、美術の方面に進んで食べていけるのか?」という疑問も濃く、さらに実際に一般大学を卒業し、一般企業に進学する生徒も多いらしく、となると一般教科をもっとしっかりやるべきなのではないか? というジレンマも大きかったらしい。

そこで、大きく方向転換。『美術「を」学ぶから、美術「で」学ぶ』をテーマに、美術工芸の技能を身に着けることを主眼にするのではなく、美術を通して、様々な学びに横断的に取り組むことに方向転換したらしい。

その教育は功を奏しており、入学希望者もどんどん増えているという。

iPadmate kids第4期生募集中!

多くの人にはYouTuberとして知られているamity_sensei先生だが、彼女も今、教育に取り組んでいる。

京町屋を使った小学生向けiPad専門クリエイティブスクール『iPadmate kids』は、iPadならではのデザインスキル、勉強ノートの書き方などを教えている寺子屋で、現在生徒数は180名を越えているという。

現在、次回の授業(4期生)の募集中。4期生は10月からコースが開始されるという。

iPadmate Kids
https://kids.ipadmate.jp/

生徒たちも希望を持ったと思う

というわけで、話はいろんな方向に飛んでしまったが、2019年のiPhoneの発表会で筆者がお会いしてからたった3年なのに、YouTuberとして大ヒットを飛ばし、iPadmateというコミュニティを盛り上げ、京都に引っ越し、iPadmate Kidsというスクールを成功させているamity_senseiの手腕には驚くばかり。そういえば、Apple丸の内で行ったamity_senseiのToday at Appleにはティム・クックが訪れるというサプライズもあった。

『iPadを使いこなせば誰でも自分のクリエイティビティを発揮できるし、その方法を教えてあげたい!』という首尾一貫したamity_senseiのパッションには非常に共感できるし、今回の生徒たちも、なかなか見えにくい『クリエイターとしての未来』に希望を見いだしたのではないかと思う。

京都市立美術工芸高等学校では、『iPadは画材としては扱っておらず、どちらかというと文房具』ということだったが、iPadで絵を描く生徒たちはとてもイキイキとしていた。

amity_senseiによるiPadクリティブの授業が正規の授業としてあったら、とても人気を呼ぶと思うのだが、いかがだろうか?

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

【Highland2000×2nd別注】ヴィンテージのスクールマフラーに着想を得たトラディショナル スクールマフラー登場

  • 2026.01.23

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 昨年に続く、第2弾コラボレーション! 【Highland2000×2nd】トラディショナル スクールマフラー 昨年大...

Pick Up おすすめ記事

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

【KEATON CHASE U.S.A.×2nd別注】大人のための、ちょうどいいシャンブレーシャツ登場!

  • 2026.01.25

ライトオンスのシャンブレーを使用した、米国のシャツファクトリー「キートンチェイスUSA」の定番プルオーバーシャツ。カジュアルな要素を備えながらシャツ本来のきちんと感も残したこのアイテムを、2nd仕様に別注。胸ポケットの作りや前立てのボタンの数などを微調整し、すっきりと大人な印象にまとまっている。 >...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...