日常使いにこそシュナイダー。コスパ抜群の万年筆&ボールペン

  • 2023.03.16  2023.03.09

「シュナイダー」は優れた品質と快適な書き心地を追求するドイツ屈指の筆記具ブランドだ。“普段使い”をコンセプトに、長く使えて良心的な価格帯であることも魅力的。環境に配慮しながら暮らしに寄り添うメーカーのクラフトマンシップも紐解きたい。

コスパ抜群の万年筆&ボールペン

本社オフィスと工場。シュナイダーはドイツ西南部に位置する都市「シュランベルク」の自然豊かな山地に拠点を構え、太陽光発電や水力発電を活用しながら環境保全への取り組みも行っている。

1938年、シュナイダーは当初、ネジのメーカーとして事業を開始した。10年後、ボールペンのリフィル開発に着手。その数年後にはドイツ屈指のリフィルメーカーとしての名を轟かせることになった。

現在のCEO、クリスチャン・シュナイダー氏。

1957年からペンの製造が始まり、現在にいたるまで、ドイツ国内では普段使いの筆記具として老若男女問わず、幅広い世代で親しまれている。シュナイダーが一貫してこだわるのは、メイド・イン・ジャーマニーのクラフトマンシップと、環境に配慮したものづくりだ。筆記具のほとんどのパーツは自社で製造し、その工場のエネルギーは太陽光発電や水力発電を利用する。創業者の孫でもあるCEO、クリスチャン・シュナイダー氏は「日常使いにこそ、環境に優しく品質の良いペンを使ってほしい」と考えている。サステナビリティな企業哲学を持ったペンを握ることでもまた、書き心地は格別なものとなる。

万年筆

ベース

握りやすいラバーグリップが特徴の万年筆。直線的なフォルムに流線的なクリップを組み合わせたシンプルなデザインがグッド。写真のピンクは新色で、スチールペン先でありながら、軟調設計になっている。ターコイズとブルーもあり、こちらも軟調のペン先を搭載。

人間工学に基づいて設計されたグリップ。ラバー素材を採用し、握った時に指がフィットする。

万年筆:収納時約142mm・筆記時約160mm・胴軸径約12mm・重量約18g・両用式・スチールペン先EF,M(字幅、軟調仕様は軸色により異なる)・税込2,200円

406(透明軸)セット

インクの透け感が楽しめるスケルトンモデルも展開。スリムでスタイリッシュな印象。スチールペン先はEF を採用している。インクカートリッジの他、コンバーターが付属しているのもうれしい。

付属のコンバーターは欧州規格。人気のパステルインクと一緒に使いたい。

万年筆:収納時約147mm・筆記時約160mm・胴軸径約10mm・重量約11g・両用式・スチールペン先EF・税込1,760円

カリグラフィー ギフトボックス カリシマ

3種類のカリグラフィーペン先とパステルのインクカートリッジ「バミューダ―ブルー」がセットになったコスパ抜群のセット。写真は人気カラーの「ミント」。その他にオレンジ色の「アプリコット」とシルバー色の新色「アンスラサイト」がある。入門者にもおすすめの逸品。

字幅は1.1mm、1.5mm、1.8mmの3種類を用意。

万年筆:収納時約161mm・筆記時約158mm・胴軸径約12mm・重量約17g・両用式・スチールペン先1.1mm、1.5mm、1.8mmの3本セット・税込4,972円

レイ

「品質」「デザイン」「使いやすさ」でドイツでも高い評価を得ているモデル。カラーによって左利き用のペン先もある。写真の「コーラル」の左利き用は、市場在庫のみ。軟らかくしなるスチールペン先も魅力的だ。

軟らかくしなるスチールペン先。
左利き用ペン先は「L」の彫刻が入る。写真は新色の「ブラックオニキス」のペン先。2023年4月よりオンラインで先行販売開始。一般販売は5月を予定。

万年筆:収納時約142mm・筆記時約160mm・胴軸径約13mm・重量約21g・両用式・スチールペン先F,M・(字幅、軟調仕様は軸色により展開が異なる)税込2,200円

ボールペン

ID ボールペン

美しい曲線を描くミニマムで太軸のボールペン。ブラックとクロームパーツの配色がクールな雰囲気を演出している。後端を回転させるとペン先が繰り出すツイスト式。

クリップはボディと一体化されたような美しいフォルムを持つ。ドイツ製らしい精悍な佇まいも格好良い。

ボールペン:収納時約120mm・胴軸径約20.5mm・重量約32g・ツイスト式・税込2,530円

【注目】パステルインクがギフトセットで販売決定。パステルギフトボックス

インクセット1
インクセット2

2021年に話題を集めた「パステルボトルインク」がギフトセットになって登場する。淡い色合いの全8色は各4色の2セット展開。コンバーター(単品税込770円)も付属。インクとボトルは自社生産にこだわり、独自に開発された。

15ml×4本・税込4,620円・2023年5月発売予定(単体のボトルインクは税込990円で販売中)

ボールペン スライダー レイヴ

ラバー加工のくびれたボディが手になじむボールペン。リフィルは「ビスコグライドテクノロジー」のXB(極太)を搭載。生産過程でCO₂の排出量を抑えたカーボンニュートラルな1本。

丸みを帯びたクリップが印象的。ボディの形状と相まって全体的に優しい雰囲気を醸し出している。

ボールペン:収納時約139mm・胴軸径約11mm・重量約14.6g・ノック式・税込880円

【注目】リフィル選びもシュナイダーの醍醐味

リフィルの製造を得意とするシュナイダー。「ID」や「スライダー レイヴ」は主要なG2 型の替芯も互換し、使い分けることができる。

スライダー755M|独自開発の「ビスコグライド・テクノロジー」を採用した耐水性も高い油性替芯。なめらかさと粘度が絶妙で書き心地抜群。税込605円
エクスプレス739M|耐水性は「スライダー」同様、ISO規格の基準を満たしている油性替芯。スライダーに比べ、マットな筆記感が味わえる。税込253円
ゲリオン|速乾性に優れたゲルインクの替芯はペンが走るような感覚が楽しめる。油性に比べ、筆記線が濃く、くっきりとしている。税込363円

【問い合わせ】
ジイテックス
TEL 078-272-1791

(出典/『趣味の文具箱』2023年4月号 Vol.65

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