昭和100年を迎える2025年に、上條安里の美術と池上彰の解説、荒俣宏のコレクションでその魅力を体感し再発見する「昭和100年展」を開催
1926年に始まり、1989年に幕を閉じた昭和。もし昭和が今も続いていれば、2025年は「昭和100年」にあたる。昭和は、第二次世界大戦を経て、戦後の復興、高度経済成長、そしてバブル経済へと大きく変化した時代であり、社会の変化とともに人々の暮らしも大きく様変わりした。
本展では、戦後復興を経て高度経済成長期に突入した昭和40年(1965年)に焦点を当て、当時の社会や人々の生活を紹介する。1958年の東京タワー建設、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博(日本万国博覧会)など、日本の成長を象徴するイベントが開催された時代である。
神武景気、岩戸景気、オリンピック景気、いざなぎ景気と好景気が続き、1968年には日本の国民総生産(GNP)がアメリカに次ぐ世界第2位となった。「三種の神器」と呼ばれた白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機は、家庭の憧れとして広まり、暮らしを大きく変えていった。
展示室内では、昭和40年当時の一軒家を再現。手がけるのは、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などで日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した美術監督・上條安里。さらに、角川武蔵野ミュージアム館長である池上彰による昭和史解説コーナーや、博物学者・荒俣宏による昭和の遊び紹介コーナー、昭和のおもちゃで実際に遊べる体験スペースなども用意され、さまざまな視点から昭和を検証する展覧会となっている。
メンコで遊び、縁側で休みながら、世代を超えて昭和の魅力に触れる機会を提供する。
【展覧会概要】
展覧会タイトル:昭和100年展
英語タイトル:Showa 100: A Century of Memories
会場:角川武蔵野ミュージアム 4F エディット アンド アートギャラリー
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3(ところざわサクラタウン内)
会期:2025年5月24日(土)~2025年12月7日(日)
休館日:毎週火曜日、6月2日(月)~6日(金)
※ただし8月12日(火)、9月23日(火)は開館
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
展覧会公式サイト:https://kadcul.com/event/225
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
【チケット情報(税込)】
KCMスタンダードチケット(本棚劇場含む)
・一般(大学生以上):1,400円
・中高生:1,200円
・小学生:1,000円
・未就学児:無料
※オンライン(https://tix.kadcul.com/)または当日窓口にて購入可能
※常設展エリアも観覧可
※日程によって一部展示に入場できない場合がある
※「1DAYパスポート」など他チケットでも本展覧会の観覧が可能。詳細は公式サイトを参照
【角川武蔵野ミュージアムについて】
図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設。館長は池上彰。初代館長・松岡正剛の提唱する「9つの文脈」に沿って本を配架した「ブックストリート」、荒俣宏が監修する「荒俣ワンダー秘宝館」、本と人の出会いを演出する「本棚劇場」などが主な見どころである。本棚劇場では、360度を取り囲む高さ8メートルの巨大本棚にプロジェクションマッピングが投影される。そのほか、マンガやライトノベルが並ぶ「マンガ・ラノベ図書館」や、企画展会場「グランドギャラリー」など、多彩な体験が可能。建築デザイン監修は隈研吾氏、アート部門ディレクターは神野真吾氏が務めている。
公式サイト:https://kadcul.com/
X(旧Twitter):https://x.com/Kadokawa_Museum
Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum
Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum
一般問い合わせ:0570-017-396(受付時間:10:00~18:00)
【角川文化振興財団について】
角川文化振興財団は、「わが国の文化の振興に寄与する」という設立目的のもと、文芸の顕彰、出版、研究・著述への助成、映画芸術の振興、文芸・映画資料の収集・保存・展示など多岐にわたる事業を展開している。
公式サイト:http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/